ドレスのフィットを調整する

 
 
 

アニメーションの再生では、ドレス(特に肩ひも)が実際に胴体にタッチしていません。これはキャラクタとドレスの衝突ボリュームが厚すぎるためです。つまり、Maya ではキャラクタとドレスが接触していると認識されています。これを修正するには、両方のオブジェクトの衝突の厚み(Collision Thickness)を調整します。

ドレスの衝突の厚みを調整するには

  1. ドレスを選択します。
  2. アトリビュート エディタ(Attribute Editor)を開いて nClothShape1 タブを選択します。
  3. 衝突(Collisions)セクションで衝突フラグ(Collision Flag)フェース(Face)に、自己衝突フラグ(Self Collision Flag)頂点フェース(Vertex Face)に、厚み(Thickness)を 0.066 に、自己衝突の幅スケール(Self Collide Width Scale)を 1.885 に設定します。
  4. キャラクタ モデルを選択します。
  5. アトリビュート エディタ(Attribute Editor)nRigidShape1 タブを選択します。
  6. 衝突(Collisions)セクションで、厚み(Thickness)を 0.083 に設定します。
  7. nCloth シミュレーションを再生します。

    シミュレーションは前回とまったく同じように表示されます。これはキャッシュされたシミュレーションを再生しているためです。変更内容を表示に反映させるには、新しいキャッシュを作成する必要があります。

nCloth シミュレーション用の新しいキャッシュを作成するには

  1. ドレスを選択します。
  2. nCache > 新規キャッシュの作成(nCache > Create New Cache)を選択します。
  3. 表示されるキャッシュを追加または置き換えますか?(Add or Replace Cache?)ダイアログ ボックスで、置き換え(Replace)をクリックします。
  4. 次に、キャッシュの作成の警告(Create Cache Warning)ダイアログ ボックスで、既存の置き換え(Replace Existing)をクリックします。

    nCloth シミュレーションが自動的に再生されて、キャッシュとしてディスクに保存されます。

  5. シーンを再生します。

    これでドレスはキャラクタのスキンになじむように表示されます。