セレクション モードとマスク

 
 
 

階層内の特定のレベルにあるオブジェクトを選択するときに、ハイパーグラフ(Hypergraph)ウィンドウさえ開いておけば常に効率的とは限りません。Maya では、必要性に応じて、異なるセレクション モードで項目を選択できます。

セレクション モードには、階層オブジェクト、およびコンポーネントという 3 つの主なタイプがあります。これらのモードを使ってほかのオブジェクトの選択をマスキング、つまり制限して、必要な項目のタイプだけを選択することができます。セレクション マスクを使用するときには、選択したくない項目をフィルタリング、つまりマスキングしていることになります。

3 つのモードのアイコンはステータス ライン に表示されます。

最初に Maya を起動するときには、既定のセレクション モードはオブジェクトに設定されています。オブジェクト モードは Maya で選択を行う場合に便利ですが、いくつかの例外があります。グループ化されている項目を選択するときには、セレクション モードを階層に設定します。

ヒント:

いったんセレクション マスクを設定すると、改めて変更しないかぎりその設定のままになります。Maya でオブジェクトをうまく選択できない場合には、セレクション マスクの設定が正しいかどうかをチェックしてください。

階層と組み合わせセレクション マスクを使用するには

  1. ステータス ラインにある、階層と組み合わせで選択します(Select by hierarchy and combinations)アイコンを選択します。

    セレクション マスクのアイコンが更新されて、3 つの選択肢が表示されます。

  2. ステータス ラインにある階層別に選択: ルート(Select by hierarchy: Root)アイコンを選択します。

    階層別に選択: ルートを使用すると、項目を選択する場合に、確実に親(ルート)ノードで選択されます。

  3. シーン ビューで、Shift キーを押した状態で Column および Column1 をクリックして、同時に選択します (異なるカラーでハイライトされることは気にしないでください)。