COLLADA ファイルの読み込み/書き出し
 
 
 

COLLADA は XML ベースのデジタルアセット交換(*.dae)スキーマであり、異なる 3D コンテンツ作成ツール間でデータを転送できるように設計されています。詳細については、COLLADA の Web サイトを参照してください。COLLADA は、ゲームパイプラインでのアセット交換を主たる目的としていますが、中間フォーマットおよびツールの優れた相互運用性が求められる内容のすべての 3D 領域で使用することができます。

Softimage では、COLLADA ファイルフォーマットで保存されたファイルをネイティブに読み込んだり書き出したりできます。COLLADA 1.4.0および1.4.1を読み込むことができます。書き出しでサポートされているのは COLLADA 1.4.1のみです。

COLLADA の読み込み

  1. メイン メニューから、[ファイル](Choose File) [Crosswalk] [読み込み](Import)を選択します。

  2. [Import Crosswalk Options]ダイアログボックス[プロパティ リファレンス]にパラメータを設定します。

  3. 読み込む COLLADA ファイルのパスおよびファイル名を指定します。ブラウズボタン(...)をクリックし、ブラウザから場所とファイル名を選択します。

  4. [インポート](Import)をクリックします。読み込まれたシーンの内容が、現在のシーンの下にモデルとして追加されます。

COLLADA の書き出し

単一のオブジェクト、複数選択したオブジェクト、またはシーン全体を、COLLADA ファイルに書き出すことができます。すべてのオブジェクトが*dae 拡張子を持つ単一ファイルに書き出されます。

注:サポートされていないオブジェクトの場合、ヌルとして書き出されます。オブジェクト名はそのままで、参照することしかできません。
  1. メイン メニューから、[ファイル](Choose File) [Crosswalk] [書き出し](Export)を選択します。

  2. [Export Crosswalk Options]ダイアログボックス[プロパティ リファレンス]にパラメータを設定します。

  3. 書き出す COLLADA ファイルのパスおよびファイル名を指定します。ブラウズボタン(...)をクリックし、ブラウザから場所とファイル名を選択します。

  4. [フォーマット]フィールドが[COLLADA 1.4.1]に設定されていることを確認します。

  5. [書き出し](Export)をクリックします。

使用例

次に、Softimage で COLLADA を使用する一般的な方法をご紹介します。

シナリオ

説明

Softimage およびゲームパイプライン(Softimage and the Game Pipeline)

COLLADA エクスポータでは、Softimage で作成されたコンテンツを COLLADA ファイルに書き出して、それをゲームパイプラインで使用および処理できます。階層、ジオメトリ、マテリアル、およびエフェクト割り当て、スキニング、および変換アニメーションなどの基本的なエレメントはサポートされます。エフェクトの領域、Sony PS3 環境のサポートは、Softimage のシェーダノードおよび COLLADA コンバータでの COLLADA FX 仕様の CG プロファイルの統合によって機能向上します。

既存の dotXSI ゲームパイプラインの COLLADA への移]行(Migrating Existing dotXSI Game Pipelines to COLLADA)

Crosswalk SDK での COLLADA の統合により、dotXSI フォーマットから COLLADA への移行がスムーズになりました。既存の dotXSI クラスのサブクラスを作成し、同じライブラリおよび同じ読み込み/書き出しツールを使用することによって、Softimage を使った COLLADA への移行は基本的に透過的に行われます。そのため、現在 Crosswalk SDK に用意されているツールを少しアップデートするだけで、COLLADA をファイルフォーマットとして使用できます。

Softimage とその他のデジタルコンテンツ作成ツールとの相互運用性(Softimage and Interoperability with Other Digital Content Creation Tools)

Softimage の COLLADA エクスポータおよびインポータを使えば、次のバージョンのCOLLADA に対応するすべてのデジタルコンテンツ作成ツールで 3D データを交換できます。

  • 読み込みでは、COLLADA 1.4.0および1.4.1がサポートされています。

  • 書き出しでサポートされているのは COLLADA 1.4.1のみです。

エキストラ

COLLADA では、エキストラという名前の特別の XML エレメントを使用します。これには、特定の 3D コンテンツ作成パッケージでは使用されない情報が保存されます。Softimage の場合、COLLADA コンバータによってサポートされる 2 種類のエキストラエレメントがあります。

  • Softimage 固有の情報が COLLADA ファイルに書き出されると、それらの情報は、XSI technique profileの下のエキストラエレメントに書き込まれます。

  • 元々 Softimage 以外で作成された外部のユーザデータは、外部プロファイルの下のエキストラエレメントに保存されます(すなわち、XSI technique profileは使用されない)。これらの外部データは、Softimage に読み込まれた際、Softimage シーンで不透明なユーザデータブロブとして保持され、書き出しの際に復元されます。

例: COLLADA エ キストラエレメントに書き出された Softimage データ

この例では、シーンノードは Softimage エキストラに、完全な Softimage 変換データ、視覚化フラグ、グローバルマテリアル割り当てデータを持ちます。

<extra>
	<technique profile="XSI">
		<SI_Visibility>TRUE</SI_Visibility>
		<XSI_Transform>
0.000000 0.000000 0.000000 0.000000 0.000000 0.000000 XYZ 1.000000 1.000000 1.000000 TRUE 0.000000 0.000000 0.000000 
0.000000 0.000000 0.000000 0.000000 0.000000 0.000000 1.000000 1.000000 1.000000 0.000000 0.000000 0.000000 0.000000 
0.000000 0.000000 1.000000 1.000000 1.000000 0.000000 0.000000 0.000000 0.000000 0.000000 0.000000 1.000000 1.000000 
1.000000 0.000000 0.000000 0.000000
			<XSI_Limit>"posx" FALSE 0.000000 FALSE 0.000000</XSI_Limit>
			<XSI_Limit>"posy" FALSE 0.000000 FALSE 0.000000</XSI_Limit>
			<XSI_Limit>"posz" FALSE 0.000000 FALSE 0.000000</XSI_Limit>
			<XSI_Limit>"rotx" FALSE 0.000000 FALSE 0.000000</XSI_Limit>
			<XSI_Limit>"roty" FALSE 0.000000 FALSE 0.000000</XSI_Limit>
			<XSI_Limit>"rotz" FALSE 0.000000 FALSE 0.000000</XSI_Limit>
		</XSI_Transform>
		<SI_GlobalMaterial>"check3d" "NODE"</SI_GlobalMaterial>
	</technique>
</extra>