ファイナル ギャザリングとグローバル イルミネーションの併用
 
 
 

ファイナル ギャザリングを単独で使用しても良い結果を得られますが、グローバル イルミネーションと併用することで、リアルなエフェクトに磨きがかかり、シャドウのアーティファクトを排除できることが多くなります。しかし、この 2 つのメソッドを同時に使用することで、レンダリングにより時間がかかることに注意してください。

また逆に、グローバル イルミネーション エフェクトはファイナル ギャザリングにより向上します。ファイナル ギャザリングのパラメータを調整すれば、非常に少数のフォトンでカラー ブリードをコントロールできるうえ、処理も高速になります。また、ファイナル ギャザリングによりグローバル イルミネーション エフェクトがよりリアルになります。

注:ファイナル ギャザリングとグローバル イルミネーションを併用して生成した[フォトン マップ]は、ファイナル ギャザリングによる間接照明の情報収集に役立ちます。

高速ルックアップ オプションを使用する

グローバル イルミネーションとファイナル ギャザリングを併用する場合は、[高速ルックアップ]-[フォトン マップから放射照度](Fast Lookup - Irradiance from Photon Map)オプションを選択することができます。これで、グローバル イルミネーションの計算に各フォトンの位置の照射情報が保存されます。つまり、ファイナル ギャザリングのサンプルが少なくて済み、ファイナル ギャザリングの計算に要する時間が短くなります。ただし、グローバル イルミネーションの計算には時間がかかります。