[詳細を転送]ウィンドウ

このウィンドウを開くには、[メッシュ]>[詳細を転送]を選択します。

これらのオプションを使用したワークフローについては、「メッシュ間でプロパティを転送する」および「トポロジの変更内容を読み込む」も参照してください。

ターゲットモデル: 詳細を転送するターゲットジオメトリを選択します。理想的なターゲットメッシュは、サブディビジョンレベルがない低解像度のベースメッシュです。
ソースモデル: ソースジオメトリとサブディビジョンレベルを選択します。ターゲットメッシュのシェイプに最も近いサブディビジョンレベルを選択します。

たとえば、レベル 3 のメッシュを Maya に送信し、そのメッシュの再トポロジ化されたバージョンを Mudbox にターゲットとして再読み込みする場合は、ソースレベル 3 を使用します。
検索距離: ソース(高解像度)モデルを検索するためにサンプルが移動できる総距離を設定します。サンプルは、[サンプルを選択]オプションに基づいてターゲット(低解像度)モデルの両側を移動できます。デフォルトは 4 です。

詳細

両側をテスト: このオプションでは、レイキャスティングを使用して、ソースメッシュとターゲットメッシュが比較されます。デフォルトではオフに設定されており、レイが反対方向のサーフェスと交差すると、その交差は無視されます。オンにすると、Mudbox ではソースフェースが背面を接しているレイ交差が記録されます。それによって、インターセクトする多数のメッシュがソースモデルとして使用されている場合に、転送結果が改善されます。
サンプルを選択: (マップ抽出の場合は、[方法]が[レイキャスティング]に設定されている場合のみ使用できます。)ターゲットモデル上のポイントとソースモデル上のポイントを抽出プロセスでどのようにして一致させるかを制御します。また、抽出サンプルが高解像度モデルと複数回交差する場合にどの値を記録するかを決定します。

たとえば、次のような比較的スムーズであるターゲットメッシュ(横断面上で青で示される)があるとします。

また、次のようにサーフェスが詳細な波形であるソースメッシュ(横断面上で黒で示される)があるとします。

以下のセクションでは、使用可能な[サンプルを選択]オプションを示します。

最も外側: ソースモデルから[検索距離]で指定された範囲までの最も外側のポイントのサンプリングと検索を行います。
最も内側: ソースモデルの内側に最も近いポイントのサンプリングと検索を行います。
[最も近い]または[低解像度メッシュに最も近く]: ターゲットモデルに最も近いポイントのサンプリングと検索を行います。

ターゲットのサブディバイドレベル: 詳細転送操作中にターゲットメッシュがサブディバイドされる回数を設定できます。0～12 の特定のレベルを選択するか、[自動]を選択して、ソースメッシュとフェース数が同じかそれ以上である最初のレベルにターゲットメッシュをサブディバイドします。
ミス領域を選択: オンにすると、転送操作が終了したときに、ターゲットメッシュ内の正常に転送されない(ソースに完全に一致しない)領域が選択されます。それによって、再スカルプトが必要な領域を簡単に特定できます。
ジョイントウェイトを転送: オンにすると、ソースメッシュからのすべてのジョイントウェイトがターゲットメッシュに転送されます。

ターゲットメッシュに既存のウェイトがある場合、それらのウェイトはソースウェイトが転送される前に破棄されます。

既存のウェイトをターゲットメッシュ上に保持する場合はオフにします。
スカルプトレイヤを転送: オンにすると、ソーススカルプトレイヤがターゲットに転送されます。
スカルプトレイヤとしてベースを転送: オンにすると、転送されたすべてのスカルプト詳細が、ターゲットメッシュの新しいスカルプトレイヤに配置されます。