プレゼンテーションのベスト プラクティス
 
 
 

Mudbox では、お使いのコンピュータのグラフィックス カード プロセッサ(GPU)を利用することで、高品質のレンダリングと視覚効果をリアルタイムで生成します。プレゼンテーション機能に関する以下のベスト プラクティスとヒントは、Mudbox でのレンダリングとインタラクティブなパフォーマンスの最適化に役立ちます。

領域 ベスト プラクティスまたはヒント

シャドウ

ライトでシャドウを必要としない場合は、シャドウをオフにするか、[深度マップの解像度]のサイズを小さくして GPU メモリ要件を減らします。

[影付け]プロパティをオンにすると、それぞれのディレクショナル ライトについてシャドウ デプス マップが作成されます。シャドウ デプス マップの解像度は、シャドウの品質と必要な GPU メモリの量に影響します。

ライト

インタラクティブなパフォーマンスを向上させるには、[3D ビュー]内のライトの数を最小に維持します。

シーンのライティングをより均一にするには、イメージ ベースのライトを使用します。GPU メモリ要件を軽減するには、イメージ ベースのライティングに使用されるハイ ダイナミック レンジ イメージ(HDRI)の解像度を最小にします。

ビューポート フィルタ

ビューポート フィルタを使用してインタラクティブなパフォーマンスを向上させる必要がない場合には、ビューポート フィルタをオフにします。これらのポスト プロセス効果は、[3D ビュー]の表示を更新するたびに更新されます。

ビューポート フィルタ(キャビティ アンビエント オクルージョン、被写界深度、またはトーンマッパー)をオンにするには、GPU にテクスチャ メモリをさらに割り当てる必要があります。

マテリアル

認定されたグラフィックス カードを使用している場合には、ほとんどの作業で、デフォルトのマテリアルである Mudbox マテリアルを使用します。

[3D ビュー]でオブジェクトに割り当てるマテリアル数は、最小に維持するようにしてください。

マテリアルのテクスチャ チャネルのそれぞれにテクスチャを割り当てると、コンピュータのグラフィックス カードのメモリ使用量が増大します。割り当てられた各テクスチャの数、解像度、ビット深度によっては、インタラクティブなパフォーマンスが低下する場合があります。

お使いのコンピュータのグラフィックス カードが、旧型か、サポートされていないか、またはパフォーマンスが低い場合は、スカルプトにシンプル Blinn マテリアルを割り当てることができます。それによって基本的なカラー プロパティが得られますが、3D ペイントのテクスチャ チャネル機能は使用できません。

ペイント レイヤ

必要な GPU メモリを軽減するには、ビット深度が低い低解像度のペイント レイヤを作成し(可能な場合)、不要なペイント レイヤの表示をオフにします。可能な場合は、ペイント レイヤをマージします。詳細については、「イメージ ビット深度およびテクスチャ抽出」および「ペイント レイヤをマージする」を参照してください。

Mudbox には、ペイント レイヤを表示する際に GPU メモリ要件を最小化する独自の機能があります。モデルに割り当てられるペイント レイヤの数、イメージの解像度、およびビット深度は、GPU メモリ要件に影響します。

ワイヤフレーム表示

不要な場合は、[ワイヤフレーム]表示モードをオフにします。

[ワイヤフレーム]表示モードでは、モデルのサブディビジョン レベルを上げることで、(スカルプト、トラック、ドーリー、タンブルなどの)インタラクティブな操作中に[3D ビュー]を更新する時間間隔を長くすることができます。