アニメーションの新機能

 
 
 

グリース ペンシル ツール

 

新しいグリース ペンシル(Grease Pencil) ツールを使用して、仮想的なマーカーでスクリーンに描画できるようになりました。

アニメータは従来、ドライ マーカーでスクリーンにマークアップしてきましたが、今後はクリーンで非破壊式のグリース ペンシル(Grease Pencil)を使用してスケッチを行うことができます。タイムラインでクリックしてグリース ペンシル(Grease Pencil) フレームを追加して、描画を開始します。

グリース ペンシル(Grease Pencil) スケッチを使用して、ショットやバックドロップを構成したり、ポーズをブロックしたり、アクションのラインをスケッチします。異なるフレームにいくつかのスケッチを描画してシーケンスを作成したら、ウィンドウ > プレイブラスト(Window > Playblast)を使用すると、スケッチからアニメートされたムービーをすばやく作成できます。

ムービー: グリース ペンシルを使用してシーン ビューに描画

ノンリニア アニメーションの向上

 

キャラクタ セットがより複雑なキャラクタをサポート

キャラクタ セットの HumanIK キャラクタおよびカスタム リグに対するサポートの向上によりキャラクタ セットアップにかける時間の短くなったノンリニア アニメーション ワークフローを活用してください。キャラクタ セットが複数のルートを持つリグ、IK/FK ソルビングのブレンドを使用するリグを扱えるようになりました。(「Trax で HumanIK キャラクタをアニメート」も参照してください)。

改善されたクリップの一致

更新されたクリップの一致オプション(Match Clip Options)により、Maya 2014 ではポーズの一致およびクリップの位置合わせがより合理化されました。Maya がキャラクタ セット内のルート オブジェクトを認識するようになり、クリップを一致させるときにオフセット オブジェクトを手動で指定する必要がなくなりました。

クリップ ゴーストでより多くのポーズを表示する

既定では、クリップ ゴーストはクリップの最初と最終のフレームのポーズと、アニメーションのトラジェクトリを表示します。ゴーストのアトリビュートを調整して追加のポーズを表示することや、既定のポーズおよびトラジェクトリを表示または非表示にすることができるようになりました。

すべてのキャラクタ セットのトラックを簡単に表示する

新しい Trax エディタ(Trax Editor)のメニュー項目ビュー > すべてのシーン クリップをフレームに収める(View > Frame All Scene Clips)を使用すると、トラック ビュー領域にシーン内のすべてのキャラクタ セットのすべてのクリップが表示されるようにすばやく設定します。

リタイム ツールの改善

 

Maya 2013 で導入されたリタイム ツールは、ユーザからのフィードバックに基づいて改良がいくつか加えられ、さらに使いやすくなりました。直感的なリタイム マーカーを配置してドラッグすることにより、アニメーション シーケンスにおけるキーの動きのタイミングを変更します。

リタイム マーカーの操作に関する最新情報については、「リタイム アニメーション」および「リタイム マーカーを再配置する」を参照してください。