シミュレーションとエフェクトの新機能

 
 
 

XGen

 

XGen を使用すると、Maya のポリゴン メッシュのサーフェスにカーブ、球、およびカスタム ジオメトリを作成することができます。

キャラクタにヘアとファーを作成およびグルーミングするには、XGen のジオメトリのインスタンス化を使用します。XGen アーカイブ ジオメトリを使用すると、サバンナの草原、多様な植物が生い茂る森、岩だらけの地形、彗星の尾など、スケールの大きい景観や環境を短時間で作成することができます。

XGen に含まれているインタラクティブなグルーミング ブラシのセットを使用すると、すべてのタイプのヘアとファーを作成およびグルーミングできるほか、樹木や植物のシェイプも作成することができます。

この他に、XGen では次のことも行えます。

  • PTEX マップを使用してインスタンス化されたジオメトリの配置をコントロールする。
  • 既定のプリミティブとカスタムの Alembic ベースのアーカイブ ジオメトリを生成したり、ランダムにスケール、配置、および色付けするために、エクスプレッションのライブラリを使用する。
  • Maya シーンからジオメトリを書き出し、XGen アーカイブ オブジェクトとしてインスタンス化する。

詳細については、次を参照してください。

MayaBullet

 

Bullet 物理ライブラリから構築された Bullet プラグインにより、Bullet 物理エンジンを使用して、大規模かつ高度にリアルなダイナミック シミュレーションとキネマティクス シミュレーションを作成できます。Bullet シミュレーションには、ソフト ボディ オブジェクトとリジッド ボディ オブジェクトの操作だけでなく、コンストレイントされた衝突オブジェクトの操作も含めることができます。これらはすべて、Maya 内の単一のダイナミック システムに含まれます。

Bullet のマニュアルが Maya ヘルプに含まれました。「MayaBullet」を参照してください。

  • Maya フォース統合(グローバルおよびオブジェクト単位のフォース)。「Bullet と Maya のフィールド」を参照してください。
  • 新しいコライダ シェイプ タイプ(複合)を追加しました。これで、階層の複数のメッシュで構成された複合衝突シェイプで作った単一のリジッド ボディを作成できます。「複合衝突シェイプを作成する」を参照してください。
  • 新しいコライダ シェイプ タイプ(自動複合)をもう 1 つ追加しました。これで、階層的近似凸分解(HACD)アルゴリズムを使用して凹型シェイプの凸面分解処理ができるようになります。これらの新しい複合コライダのシェイプ タイプの両方ではさらに正確な衝突を作成します。
  • リジッド セットの使用時に、Maya ディペンデンシー グラフのフットプリントが低減されます。「リジッド セット プロパティ」を参照してください。
  • 選択項目から Bullet を除去(Remove Bullet from Selection)オプションが Bullet メニューに新しく追加されました。
  • シェイプの非表示(Hide Shape)アトリビュートがアクティブ リジッド ボディの作成(Create Active Rigid Body)オプションに追加されました。
  • コライダ シェイプ オフセット(Collider Shape Offset)オプションがアクティブ リジッド ボディの作成(Create Active Rigid Body)メニューに新しく追加されました。
  • リジッド セットと正規のリジッド ボディのシミュレーションをアニメーションのみの Alembic ファイル(ソース コードを含む)に書き出す AbcBulletExport コマンドが使用できる新しい AbcBullet プラグインが追加されました。
  • Bullet 2.8.1 に更新
  • Linux での OpenCL GPU で加速するクロス