ハードウェア レンダラでレイヤ テクスチャを表示し、各テクスチャごとに複数の UV セットを作成できます。これにより、希望どおりにテクスチャをシーンに配置することができます。
この機能は、Blinn、Lambert、Phong、Phong E シェーダと一緒に使用でき、レイヤ テクスチャをシェーダのカラー(Color)アトリビュートに接続するときに、最大 2 つのレイヤを使用することができます。
レイヤ テクスチャの各レイヤでは、任意の環境テクスチャ(環境ボール(Env Ball)テクスチャまたは環境立方体(Env cube)テクスチャ)を適用することができます。この機能は、2D 通常(Normal)マッピング方法のみをサポートします。投影マッピング方法とステンシル マッピング方法はサポートされません。
レイヤ テクスチャを表示する場合、複数のブレンド モードのいずれかを選択できます(オーバー(Over)、加算(Add)、乗算(Multiply)など)。Maya 2008 以降、プルダウン リストのすべてのブレンド モードがサポートされています。ブレンド モードの詳細については、ブレンド モード(Blend Mode)を参照してください。
2 つのレイヤ間のアルファ ブレンディングを微調整するには、アルファ値(Alpha)アトリビュートを使用します。
この機能では、アルファ値に輝度を使用(Alpha is Luminance)がサポートされています。アルファを出力カラー(Out Color)の輝度にするには、このアトリビュートを有効にします。
シーンのさまざまなテクスチャに複数の UV セットを使用できます。これによりテクスチャごとに配置を変えることが可能です。各種 UV 編集ツールを使用して、現在のテクスチャ ノードだけでなく、そのテクスチャを移動することができます。
Maya ハードウェア(Maya Hardware)レンダラでは、Maya ソフトウェア レンダラとは異なる環境立方体(Env Cube)/環境ボール(Env Ball)マップの構成が使用されています。レンダー設定:Maya ハードウェア(Render Settings: Maya Hardware)タブのハードウェア環境の検索(Hardware Environment Lookup)アトリビュートから目的の構成を選択できます。
また、環境立方体(Env Cube)/環境ボール(Env Ball)マップの解釈も、環境立方体(Env Cube)/環境ボール(Env Ball)のマッピング先がカラー(Color)アトリビュートか、反射カラー(Refl Color)アトリビュートかに応じて異なります。通常は、光沢のあるサーフェスを作成する場合は反射カラー(Reflected Color)にマッピングし、ライト マップなどの情報を検索する場合はカラー(Color)にマッピングします。