このレッスンでは、オリジナルの球体に対し、セクションとスパンの両方を 30 に指定しましたが、口のあたりのアイソパラムの間隔が大きすぎて唇の微妙なシェイプを作成することができません。
この問題を解決するには、スカルプトを行う前に、口の領域にアイソパラムを挿入する必要があります。
追加のアイソパラムを挿入するには
- Egghead を右クリックして、マーキング メニューからを選択します。
- からを選択します。
- 鼻の下にある水平アイソパラムをクリックし、Shift キーを押しながら、その下に水平アイソパラムをあと 2 本クリックして、これらを黄色にします。
- を選択します。オプション ウィンドウでをオンにし、に 2 の値を入力して、をクリックします。
この結果、制御点の数が増えて 微妙な口の表情を作成することができるようになります。
同様の方法で、唇の位置に垂直アイソパラムを追加することもできます。垂直アイソパラムを追加しておくと、あとで鼻の形を変える場合にも便利です。ただし、アイソパラムは必要な場合のみ追加してください。アイソパラムの数が増えるほど、処理スピードは遅くなります。
どのような場合でも、決して makeNurbSphere ヒストリ ノードでの元の値を編集して、アイソパラムの数を変更しないでください。元の値を変更すると、スカルプトされたサーフェスが望ましくないシェイプになってしまいます。
キャラクタの口をスカルプトするには
- をもう一度選択します。
- 操作を選択します。に 0.2 を入力します。タブで、がオンになっていることを確認してください。
- 上唇と下唇の間の隙間の適切な領域の中心から始めて、外側に向かってストロークします。2 つのアイコンをぴったりと重ねた状態、すなわち、アイコンが 1 つしか表示されていない状態でストロークを開始してください。
- 操作を選択し、に 0.3 を設定します。前述の手順と同じテクニックを使って、上唇をストロークします。同様にして、下唇を作成します。
注:唇に押し込み操作や引き出し操作を行う場合、対称軸(Ref. Vector)を Z 軸(Z Axis)に設定したほうが作業がしやすくなります。これにより、ストロークする領域がワールド空間の Z 軸方向に移動します。デフォルトの設定は法線で、この場合、領域はサーフェスの法線方向(直角)に移動します。唇の法線方向は、ストロークする唇の部分に応じて、上、下、またはまっすぐ外向きになるので、法線を設定すると望ましくない結果になる可能性が高くなります。