ヒンジ コンストレインで、指定した軸に沿ってリジッド ボディをコンストレインします。ヒンジ コンストレインを使ってちょうつがいの付いたドア、電車の車両をつなぐ連結機器、時計の振り子などのエフェクトを作成します。この例では、ヒンジ コンストレインを使ってシーン ビューの位置に厚板をコンストレインします。

次の手順で、ヒンジ コンストレインを厚板の中心に追加すると、自動的に厚板がリジッド ボディになります。それぞれの厚板に対して、この手順を行います。デフォルトでは、フィールドやリジッド ボディ コンストレインを使ってそのモーションを制御すると、自動的にリジッド ボディが作成されます。

ヒンジ コンストレインを作成するには

1. ソフト/リジッド ボディ > ヒンジ コンストレインの作成（Soft/Rigid Bodies > Create Hinge Constraint）を選択します。
2. コンストレイン オプション（Constraint Options）ウィンドウで次のオプションを設定します。
   • 初期方向（Initial Orientation） X、Y、Z: 0 90 0
   • オプション ウィンドウは開いたままにします。

   デフォルトでは、初期方向は 0, 0, 0 に設定されてヒンジ コンストレインの方向に合わせられ、ワールド空間で Z 軸に平行になります。Y 軸で方向を 90 に設定すると、ヒンジ コンストレインは Y 軸を中心に 90 度回転し、X 軸と平行に方向が合わされます。

   

   初期位置の設定（Set Initial Position）をデフォルトの設定のままにしておくと、ヒンジ コンストレインは、そのリジッド ボディの重心に作成されます。

3. pCube1 を選択して、コンストレイン オプション（Constraint Options）ウィンドウの適用（Apply）をクリックします。
4. pCube2 を選択して、コンストレイン オプション ウィンドウの適用をクリックします。
5. 6 つの厚板のそれぞれにコンストレインが適用されるまでこの操作を繰り返します。
6. コンストレイン オプション ウィンドウを閉じます。