シミュレーションを再生すると、これまでよりもゆっくり再生されていることがわかります。これは、nParticle オブジェクトの出力メッシュに必要な追加計算によるものです。Maya の nCache 機能を使用すると、シミュレーションをキャッシュしてシーンの再生速度を上げることができます。nCaching の概要(『nDynamics』マニュアル)を参照してください。
nParticle シミュレーションをキャッシュするには
- シミュレーションをキャッシュする前に、で Water_Mesh オブジェクトを選択し、を選択して非表示にしておきます。
出力メッシュを非表示にすると、nCaching 処理の速度が上がります。
- で Water_Mesh を選択します。
- nCache > 新規キャッシュの作成(nCache > Create New Cache) を選択します。
ウィンドウが表示されます。
- ウィンドウで、以下を実行します。
- に、キャッシュを保存するフォルダを設定します。
- を LiquidSimulationCache に設定します。
- で、を選択します。
- ボタンをクリックします。
シーンが自動的に再生され、指定したディレクトリにフレームが保存されます。
- シミュレーションがキャッシュされたら、で Water_Mesh を選択し、を選択して、Water_Mesh を表示します。
- シミュレーションを再生します。
さきほどよりもシーンの再生速度が上がっているのがわかります。タイムラインでゆっくりとスクラブ再生し、シミュレーションをフレーム単位で表示することもできます。nParticle アトリビュート設定のいずれかを変更した場合には、新しいキャッシュを作成して変更内容を確認します。
このレッスンの次のセクションでは、キャッシュしたシミュレーションを利用してシミュレーションの特定の領域を最適化します。