通常の 3D キャラクタは複数のサーフェスおよびコンポーネントから構成されます。確実に自分の思いどおりにキャラクタをアニメートするためには、キャラクタ セットアップのプロセスを慎重に計画することが重要です。
キャラクタ セットアップ、つまりリギングは、アニメーション用のジョイントとスケルトンを持つ 3D モデルの準備を表す一般的な用語です。
アニメートするモデルに応じて、キャラクタ セットアップには次のようなテクニックが関係します。
- 3D キャラクタ モデル用のフレームワークとして機能するジョイントを持つスケルトンの作成。このジョイントに制限を設けてリアルな動きをするようにします。キャラクタをアニメートする場合、フォワード キネマティクス(FK)またはインバース キネマティクス(IK)テクニックを使用して、キャラクタのジョイントを配置します。
- 3D サーフェスとスケルトンをバインドし、一緒に動くようにします。バインド プロセスでは、キャラクタのジョイントがどのように曲がるか、スキン サーフェスをどのように膨らませ筋肉をシミュレートするかも定義します。
- アニメートされた特定のアトリビュートにコンストレインを定義、設定して、モーションの範囲を限定したり他のオブジェクトの動きに基づいてアトリビュートを制御したりします。
- CV などのサーフェスのコンポーネントをクラスタと呼ばれるセットにグループ化し、キャラクタの部分をより詳細にアニメートすることができます。
この章では、キャラクタ セットアップで最もよく使用される機能を紹介します。
- レッスン 1: スケルトンとキネマティクス(基礎知識)
- レッスン 2: スムース スキニング(基礎知識)
- レッスン 3: クラスタ デフォーマとブレンド シェイプ デフォーマ(基礎知識)