ライトア トリビュートを編集する

 
 
 

スポット ライト、ディレクショナル ライト、およびその他のライト タイプには、いくつかの固有のアトリビュート(強度(Intensity)、ドロップオフ(Dropoff)、カラー(Color) など)があります。次の手順では、スポット ライトのアトリビュートを変更します。

スポット ライトのアトリビュートを変更するには

  1. スポット ライトの既定の円錐角度(Cone Angle)は 40 度です。アトリビュート エディタ(Attribute Editor)で、スポットライト アトリビュート(Spotlight Attributes)セクションを開き、円錐角度(Cone Angle)を 20 に設定します。

    ライトの円が小さくなります。

  2. 円錐角度(Cone Angle)を 60 に設定します。

    ライトの円が大きくなります。

  3. ドロップオフ(Dropoff)を 10 に設定します。

    このアトリビュートは、ライトの輝度が円の中心から端まででどの程度減少するかを設定します。試行錯誤しながら適切な値を見つけます。ドロップオフ(Dropoff)を大きくするとライトの輝度が減少するため、強度(Intensity)を大きくする必要があります。たとえば、強度(Intensity)を 1.6 に増やすと、

    距離が遠くなるにつれて光源の輝度が自然に減少する様子を表現するため、減衰率(Decay Rate)を選択して、ライトの輝度が減衰するようにしたい場合があります。リニア(Linear)設定ではライトが少しずつ減少して途絶え、二次(Quadratic)では最も急に途絶えます。キュービック(Cubic)はその 2 つの設定の中間です。

    既定の設定は減衰なし(No Decay)で、これはライトが距離に関係なくフルの輝度のままであることを示します。減衰なし(No Decay)以外の設定を使用すると、強度(Intensity)を大きくする必要があるでしょう。このレッスンでは、減衰率(Decay Rate)減衰なし(No Decay)のままにしておきます。

  4. 周縁部の角度(Penumbra Angle)を 10 に設定します。

    このアトリビュートは、ライトによって提供される照明領域のエッジ部分の柔らかさを制御します。これも適切な値を見つけるには試行錯誤が必要です。負の数を使用して、円のエッジから内側に向かって減衰させることもできます。カメラのビューイング アングルがエッジ部分の減衰の外観にインフルエンスを与えます。

  5. アトリビュート エディタ(Attribute Editor)ライト エフェクト(Light Effects)セクションで、ライト フォグ(Light Fog)フィールドの右にあるボタンをクリックします。

    空中のフォグやチリを照らすライト ビームの外観が表示されます。レンダー ビュー(Render View)でレンダリングすると、次の結果が生成されます。

    ライト ビームを照明装置の上方からではなく横の角度から見る(レンダーする)方が、フォグがより目立ちやすくなります。

    ライト フォグ(Light Fog)のボタンをクリックすると、Maya はライト フォグ ノードを作成し、アトリビュート エディタ(Attribute Editor)にアトリビュートを表示します。

    カラー(Color)アトリビュートと密度(Density)アトリビュートはフォグの色相と透明度を変更するのに便利です。これらのアトリビュートはサーフェスに至るまでの途中の光だけに影響し、サーフェス上には影響しません。

    テーブルの下にはライト フォグは見えません。前にスポット ライトの深度マップ シャドウ(Depth Map Shadows)アトリビュートをオンにしたため、テーブルがライト フォグを遮断します。アイコン上でスケール(Scale) ツールを使用すれば、照明エフェクトの領域を広げたり縮めたりすることができます。