キャラクタ コントロール(Character Controls)には、ソース キャラクタとターゲット キャラクタをセットアップし、アニメーションをリターゲットできるツールが含まれています。
IK ブレンド T (IK Blend T)スライダと IK ブレンド R (IK Blend R)スライダを使用すると、スケルトンが追従するソリューション(IK または FK)を指定できます。
リターゲッティング結果を、このレッスンで表示されているものよりも高い精度で制御するには、達成度(Reach)、引き寄せ(Pull)、および固さ(Stiffness)アトリビュートを調整できます。
達成度(Reach)アトリビュートにより、ターゲット キャラクタとソース キャラクタの間の移動達成度と回転達成度を定義できます。これらの値は、頭、胸、肘、手首、手、膝、足首、足など、リストに表示される各ボディ パーツのエフェクタごとに設定できます。
エフェクタの引き寄せ(Pull)の値は、キャラクタに作用する他のエフェクタに対する優先順位を決定します。引き寄せ(Pull)に大きな値を設定すると、キャラクタの他のボディがそのエフェクタに傾倒します。引き寄せ(Pull)は、エフェクタの移動達成度の値が 0 より大きい場合にのみ適用されます。引き寄せのエフェクトを確認できるのは、エフェクタがボディから一定の距離がある場合のみです。たとえば、手首エフェクタの引き寄せエフェクトが可視状態になるのは、腕を伸ばしても手首のボーンがエフェクタに届かないぐらいにボディから離れている場合のみです。この場合、引き寄せ(Pull)を 100 に設定していると、他のボディは手首がエフェクタに届くように傾倒します。
エフェクタの固さ(Stiffness)の値は、別のエフェクタの引き寄せが作用するときに、エフェクタがオリジナルの位置、方向、または角度を維持する強度を決定します。固さは、エフェクタの回転達成度の値が 0 より大きい場合にのみ適用されます。