レッスンのこのパートでは、nParticle オブジェクトおよびエミッタ オブジェクトを作成します。エミッタは、nParticle を発生させるとき、つまりシーンに放出するときの位置、方向、量、初期速度をコントロールします。
クラウド(Cloud)を選択すると、あらかじめ煙、塵、霧などのシミュレーションに適した nParticleShape アトリビュートがいくつか設定されています。
エミッタ オプション(作成)(Emitter Options (Create))ウィンドウが表示されます。
エミッタ オブジェクトに名前を付けておくと、アウトライナ(Outliner)で選択してアトリビュートを調整するときに見つけやすくなります。
Emitter_Smoke1、nParticleShape1、nucleus1 ノードがアトリビュートエディタ(Attribute Editor)に表示されます。
nParticle オブジェクトの名前を変更すると、シーンにオブジェクトが複数ある場合に識別しやすくなります。
nParticle オブジェクトおよびエミッタ オブジェクトを作成するときに、これらはシーンの原点に配置されます。このレッスンでは、エミッタを移動してパーティクルが煙草の先端部分から放出されるようにする必要があります。
nParticle が煙草の末端から放出されますが、X 軸に沿って煙草から遠ざかりながら移動しています。これは、nucleus の重力(Gravity)のフォースがまだ nParticle に作用していないからです。既定では、クラウド(Cloud)タイプの nParticle はソルバの重力を無視(Ignore Solver Gravity)をオンにして作成されているので、このオプションをオフにする必要があります。
nParticle が煙草の末端から放出されますが、下に落ちてシーンからはみ出しています。これは、nucleus の重力(Gravity)のフォースが負の値であるからで、nParticle が下に引っ張られています。nParticle を上向きにさせるように、重力の方向を変更する必要があります。