エクスプレッションを編集する

エクスプレッションを作成し、ウィンドウを閉じたあとでこのエクスプレッションを編集するには、エクスプレッションエディタ(Expression Editor)で目的のエクスプレッションを見つける方法を知っておく必要があります。次の手順では、エクスプレッションを検索して編集する方法について説明します。具体的に言うと、エクスプレッションを変更して、スケール Y の値が変化する速度を変えます。

エクスプレッションを編集するには

エクスプレッションエディタ(Expression Editor)をもう一度表示するには、ウィンドウ > アニメーションエディタ > エクスプレッションエディタ(Window > Animation Editors > Expression Editor)を選択します。
エクスプレッションを検索するには、まず、Ball が選択されていることを確認します。エクスプレッションエディタ(Expression Editor)のアトリビュート(Attributes)リストで、エクスプレッションによって制御されているアトリビュートであるスケール Y (scaleY)を選択します。
スケール Y アトリビュートが表示されていない場合は、必要に応じて、アトリビュート(Attributes) リストをスクロールしてください。また、フィルタの選択(Select Filter)メニューオプションを使って、エクスプレッションエディタ(Expression Editor)内のエクスプレッションを検索する方法をカスタマイズすることもできます。

次のように、以前、作成したエクスプレッションが Expression テキストフィールドに表示されます。
```
Ball.scaleY = time + 1;
```
エクスプレッションを次のように変更します。
```
Ball.scaleY = time/5 + 1;
```
time を 5 で割ることで、変更前のエクスプレッションより、Y スケーリングが前の 5 分の 1 の速さで増加するようになります。

エクスプレッションエディタでも、Maya の他の場所でも、Ctrl + c、Ctrl + x、Ctrl + v (Windows、Linux)、または Control + c、Control + x、Control + v (Mac OS X)などのキーボードコマンドを使用して、テキストをコピー、カット、ペーストすることができます。
編集(Edit)をクリックして、修正後のエクスプレッションを更新します。
編集(Edit)をクリックすると、作成(Create)をクリックしたのと同じアクションが起こります。作成(Create)は新規エクスプレッションに対してのみ使用します。既存のエクスプレッションを表示する場合、作成(Create)が編集(Edit)に置き換わります。
アニメーションを再生して、新規エクスプレッションの結果を表示します。
球を前よりもゆっくりとスケールします。
アニメーションを停止して、開始時間に戻ってください。
あとでシーンをもう一度確認したいと思われる場合は、ここでシーンを保存してください。