バンプ テクスチャを変更する

 
 
 

バンプ テクスチャはあばたのようで、オレンジには見えません。でこぼこが多過ぎて、深さも深すぎます。この問題をすばやく解決するには、テクスチャ全体を拡大します。

3D テクスチャをインタラクティブに配置するには

  1. ブラウニアン(Brownian)カラー スウォッチの左横にある place3dTexture1 スウォッチをダブル クリックします。

    このノードは 3D テクスチャの位置、倍率、回転を制御します。このノードはシーン ビューの球を囲む大きな立方体として表示されます。これがテクスチャ配置立方体です。

  2. アトリビュート エディタインタラクティブ配置(Interactive Placement)ボタンをクリックします。テクスチャ配置立方体に対するマニピュレータが表示されます。
  3. シーン ビューで中央のスケール フィールドをクリックし、中央のスケール オプションをアクティブ化します。テクスチャ配置立方体全体を元のサイズの 2 倍(スケール(Scale)アトリビュート値が 2 になるまで)に拡大します。

    これでレンダーすると、サーフェス上のでこぼこは前よりも広くスムーズに、オレンジの皮のでこぼこのように見えます。たとえば、ハイライトを囲む領域のでこぼこはテクスチャを拡大する前ほど深く見えません。

    テクスチャ配置立方体のスケーリングは、テクスチャ表示を調整する一般的な手法です。スケーリングは実際にはパターンを変更せずに、サーフェスに対して拡大または縮小します。

  4. ここで、スケーリングによりサーフェス テクスチャを変更したため、テクスチャ配置立方体を球の上に移動し(緑の矢印マニピュレータを上にドラッグします)、テクスチャがどのように変化するか確認します。
    注:

    オレンジやテクスチャ配置立方体の別のビューを表示するようにカメラをタンブルした場合は、再レンダリングする前に、オレンジの Mayakist ロゴが見えるようにカメラが再配置されているか確認してください。そうしないと、レンダリング イメージが正しく表示されません。

    レンダーしたイメージで、でこぼこがまだ球にあることに注目してください。オブジェクトはテクスチャ配置立方体の中にある必要はありません。これは架空のテクスチャ ボリュームを表していて、無限に広がっているものだからです。

    ただし、テクスチャ配置立方体を動かすと、サーフェスのテクスチャ パターンが移動します。ブラウニアン(Brownian)のような均一のテクスチャでは、その違いはわかりにくいでしょう。大理石(Marble)のようなテクスチャであれば、立方体をトランスフォームするとパターンの縞目が再配置されるため、わかりやすくなります。

    オブジェクト自体を動かしても、サーフェス テクスチャが移動します。たとえば、オレンジを転がしてアニメートし、イメージ シーケンスをレンダーしたとします。この場合、テクスチャはサーフェスといっしょに転がらずに、フレームごとにシフトしてしまいます。このような望ましくないエフェクトを防ぐためには、テクスチャの動きがオブジェクトの動きと同じになるようにする必要があります。これを行う 1 つの方法として、オブジェクトに対してテクスチャ配置立方体(place3dTexture ノードとも呼ばれる)をペアレント化するという方法があります。ペアレント化の詳細については、Maya ヘルプを参照してください。