Maya フィールドを使用すると、nParticle のモーションをアニメートしたり、nParticle が障害物の周囲を流れるエフェクトを作成したりすることが可能で、膨張する煙、渦巻く竜巻、およびロケットの噴射も作成できます。煙のシミュレーションの場合、ボリューム軸(Volume Axis)フィールドをシーンに追加して、煙が空中に立ち昇るにつれて、煙の中に乱気流および渦巻きのエフェクトを作成できます。
Maya フィールドは nParticle オブジェクトの nucleus システムの一部ではないので、フィールドのマグニチュードを増減させることで、nucleus の重力および風のフォースを補う必要があります。作成中のエフェクトによっては、nParticleShape ノードでソルバの重力を無視(Ignore Solver Gravity)またはソルバの風を無視(Ignore Solver Wind)をオンにして、nParticle オブジェクトが Maya フィールドの作用のみを受けるようにすることもできます。Maya フィールドの詳細については、『ダイナミクス』マニュアルを参照してください。
アトリビュート エディタ(Attribute Editor)およびアウトライナ(Outliner)に Field_Smoke1 ノードが表示されます。
既定で、ボリューム軸(Volume Axis)フィールドがシーンの原点に配置されます。放出される nParticle がボリュームを通って移動するように、フィールドの位置を調整する必要があります。
放出される nParticle のパスにフィールドを配置するには
フィールドにより、nParticle 煙が立ち昇る間、その中に乱気流が作成されます。
ただし、煙が巻きあがり消散するエフェクトを作成するには、さらにフィールドおよび nParticle アトリビュートを調整する必要があります。たとえば、放出される nParticle で、フィールドが動作に作用する速度が速過ぎます。これらの調整は、次のセクションで行います。