特定のオブジェクトおよびグループを 3D ビューまたは Schematic ビューで選択可能にするかどうかを定義できます。複雑なシーンで 1 つまたは複数の選択したくないオブジェクトがある場合、これらを選択できないように定義しておくことで、作業を効率的に進めることができます。
選択の可/不可は、あるオブジェクトが 3D ビューまたは Schematic ビューでマウスを使用して選択できるかどうかをコントロールする設定です。オブジェクトの場合、選択の可/不可は[Visibility]プロパティ エディタのパラメータです。グループの場合、選択の可/不可は[Group]プロパティ エディタのパラメータです。
選択できないオブジェクトは、ワイヤフレーム ビューおよび Schematic ビューでは暗い灰色で表示されます。
オブジェクトの[選択の可/不可]がオンかオフかにかかわらず、Explorer または名前を使用すればいつでもそのオブジェクトを選択できます。
[選択の可/不可]パラメータ以外にも、オブジェクトを選択できるかどうかに影響する条件があります。それは可視性、グループ、およびレイヤです。
ビュー内に表示されていないオブジェクトは選択できません(表示されていないとは、単に他のエレメントが重なっているというだけでなく、実際に後ろに隠れていることを意味します)。隠れたオブジェクトは 3D ビューに表示されないため、そのビューでは選択できません。しかし、隠れたオブジェクトは Schematic ビューではアウトライン ボックスとして表示されるので、そのビューでは選択可能です。
可視性の詳細については、「オブジェクトの非表示および再表示」(「Basics(基本)」)を参照してください。
オブジェクトの選択の可/不可は、そのオブジェクトがメンバになっているグループおよびレイヤにも影響されます。グループおよびレイヤを使用すると、そのすべてのメンバの選択の可/不可(および可視性)をコントロールできます。あるグループまたはレイヤのメンバについて、すべてを選択可能にしたり、すべてを選択不能にしたり、選択可能かどうかは個々の[選択の可/不可]パラメータに依存するように設定することができます。
グループおよびレイヤの使用方法の詳細については、「オブジェクトのグループ化」および「シーンレイヤ」を参照してください。