このコンパウンドを使用し、シミュレートされたクロス オブジェクトおよびカーブ オブジェクトをポリゴン メッシュ オブジェクトと衝突させることができます。
適用するには:「ポリゴン メッシュ オブジェクトとの衝突を作成する」を参照してください。
出力ポート: [Force]出力は、[Syflex Cloth]ノードまたは[Syflex カーブ]ノード上の[Force]ポートに接続します。
エンベロープ外部(Envelope Ext) |
Softimage 単位で表した、衝突オブジェクトのフェイスと衝突エンベロープの外部フェイス間の距離。 衝突エンベロープは、衝突オブジェクトの外部にある外部エンベロープと、衝突オブジェクトの内部にある内部エンベロープから構成されます。クロスの頂点がこれら 2 つのエンベロープで定義されたボリュームに入ると、その頂点はボリュームの外側にあるとして拒否されます。詳細については、「衝突エンベロープ」を参照してください。 値を小さくすると、計算速度に与える影響が少なくなります。しかし、この距離は、衝突オブジェクトの各部によるクロスまたはカーブの通過を回避するのに十分な大きさである必要があります。 |
エンベロープ内部(Envelope Int) |
Softimage 単位で表した、衝突オブジェクトの内部フェイスと衝突エンベロープの内部フェイス間の距離。 この値には、[エンベロープ外部]値を逆にした負の値が指定されることがよくあります。この値は、[エンベロープ外部]値よりも小さいものでなければなりません。外部エンベロープと内部エンベロープの差を可能な限り小さくすると、計算は速くなります。 衝突オブジェクトに高速アニメーションが含まれる場合は、この値を減らしてください(値を減らすと衝突を見逃しにくくなります)。 |
摩擦(Friction) |
摩擦は、2つのオブジェクトの間で作用し、それらのモーションに逆らい減衰させる傾向のある抵抗力です。たとえば、カーペットの上でクロスを滑らせた場合は、大理石の床で滑らせた場合と比べて摩擦が大きくなります。 [摩擦]では、クロス オブジェクトが持つエネルギーのうち、どの程度が衝突オブジェクトによって吸収されるかを設定します。この値が大きいほど、衝突オブジェクトとの摩擦が大きくなります。 値は、0(摩擦がなく自由に動ける状態)から 1(摩擦が 100% で不動の状態)の範囲です。通常は 0.2 前後の値から試すことをお勧めします。 負の値は入力できません。 |
ダンプ(Damp) |
衝突オブジェクトと接触しているシミュレーション オブジェクトのポイントの移動を減速させるダンピング フォース。衝突オブジェクトのサーフェイスに沿ったシミュレーション オブジェクトの速度に比例します。 値を高くすると、シミュレーション オブジェクトの移動速度が遅くなります。しかし、ダンピングを増やすと計算時間も長くなります。 |
スティッキ(Sticky) |
クロスが接触してきたときに衝突オブジェクトの法線に沿ってサーフェイスの方向に適用される、引き付けるフォース。通常、このフォースは、肌に密着する濡れたクロスをモデル化する場合に使用します。 |
優先度(Priority) |
2 つの衝突オブジェクトが交差する場合、クロスはそれらのオブジェクト間で動けなくなる可能性があります。この問題は、このパラメータをゼロ以外の値に設定することで解決されます。衝突で使用されるのは、[優先度]値を最も高く指定した衝突オブジェクトだけです。 このオプションが適用されるのは、次の[Geometry]ポートに衝突オブジェクトを 1 つ接続している場合だけです。衝突オブジェクトのグループや複数の衝突オブジェクトを複数の[Geometry]ポートに接続している場合は適用されません。 |
ジオメトリ(Geometry) |
ポリゴン メッシュ衝突オブジェクトまたはポリゴン メッシュ衝突オブジェクト グループ。各衝突オブジェクトまたは衝突オブジェクト グループの[Get Data]ノードの[Value]出力を、このポートに接続します。 |