Flow Around Surface(サーフェイスを中心とした流れ)

 
 
 

サーフェイスを中心としてパーティクルが流れ、障害物のようにサーフェイスを避けます。

このコンパウンドの[Execute]ポートは、[ICETree]ノードの[Port]に接続します。

障害物のサーフェイスにパーティクルを整列させる場合は、[Align Particle to Surface]コンパウンドの[Execute]出力を[ICETree]ノードの[Port]に接続し、サーフェイス オブジェクトの[Value]出力を[Align Particle to Surface]コンパウンドの[Geometry]ポートに接続します。

詳細については、「オブジェクトの周囲を移動するICE パーティクル」(「ICE パーティクルシミュレーション」)を参照してください。

タスク: [Particles]/[Motion Control]、[Particles]/[Surface Interaction]

出力ポート: [Execute]

サーフェイス1(Surface1)

パーティクルが流れるときに中心となるオブジェクトです。このオブジェクトは、サーフェイス オブジェクトである必要があります。オブジェクトの[Value]出力は、このポートに接続します。

ウェイト(Weight)

パーティクルがオブジェクトから反発する量を指定します。

近接とする対象(Proximity Method)

パーティクルに対する距離の計算に使用するオブジェクトのジオメトリ コンポーネントを、[最も近いサーフェイス]、[最も近い頂点(もしくはノット)]、または[最も近いサーフェイス(スムーズ済み)]から選択します。

カットオフの距離を有効(Enable Cutoff Distance)

[Cutoff Distance]オプションのオン/オフを切り替えます。

カットオフの距離(Cutoff Distance)

中心として流れる対象と見なされるオブジェクトまでの最大距離(Softimage 単位)を指定します。

減衰距離のプロファイル(Falloff Distance Profile)

オブジェクトを中心としたパーティクルの動きの減衰を定義するグラフです。

速度コントロール方法の選択(Select Velocity Control Method)

カーブに沿ったパーティクルの速度をコントロールする方法を次の中から選択します。

  • Maintain Velocity(速度を維持)

  • 方向の変更に基づく速度の低下

  • Set New Velocity(新しい速度の設定)

新しい速度(New Velocity)

[Velocity Control Method]で[Set New Velocity]を選択した場合は、ここでパーティクルの速度を設定できます。この値は、パーティクルが 1 秒間に移動する量を Softimage 単位の数値で指定します。

ビューイング アングルに基づいてエフェクトをフィルタリング(Filter Effect Based on Viewing Angle)

[Viewing Angle Filter Profile]のオン/オフを切り替えます。

ビューイング アングルによるフィルタリングのプロファイル(Viewing Angle Filter Profile)

このプロファイル カーブを使用することで、オブジェクトから遠ざかるパーティクルについては、ビューイング アングルに応じてサーフェイス オブジェクトを無視させることができます。このカーブでは、ビューイング アングルを度数で定義します。90 度の場合、パーティクルはサーフェイスに対して接線方向に移動します。

エフェクトに傾斜をつけることで、パーティクルがサーフェイスを中心として移動する際に、オービットに含まれないようにすることができます。この場合、パーティクルは向かってくる障害物は避けますが、すでに通り過ぎた障害物は無視します。

サーフェイス法線に位置合わせ(Align to Surface Normal)

パーティクルを回転し、パーティクルが避けるオブジェクトのサーフェイス法線に、ローカル Y 軸が整列するようにします。

ローカル ベクトル(Local Vector)

パーティクルの整列に使用するベクトルです。Y 軸は通常、パーティクルの長さに沿って向くベクトルです。パーティクルの種類を円錐に変更すると、Y 軸は円錐の頂点の方向に向かいます。X 軸と Y 軸は、横向きの軸です。

整列ウェイト(Alignment Weight)

各フレームでパーティクルが回転する量を定義します。この値は比率です、1.0 に設定した場合は、パーティクルはすぐに整列されます。この値を 0.1 に設定した場合は、パーティクルは各フレームで 10% ずつ回転します。