モーション キャプチャには目に見えるキーや F カーブがありません。モーション キャプチャは、F カーブに焼き付ける(プロットする)まで、ライブ リターゲット モードになっているためです。そのため、F カーブに焼き付ける前に、まずモーション キャプチャ データを調整します。
もうリターゲット ツールは必要ないという場合、または F カーブで異常なポイントを削除するか、その他の調整をするだけでよい場合は、モーション キャプチャ データをキーフレーム(F カーブ)にプロットまたは焼き付けて編集することができます。プロットによって、アニメーション コントロールにキー設定したモーション キャプチャおよびアニメーション(オフセット)を合成した F カーブを作成します。これらの F カーブは顔のアニメーション コントロールに適用されます。
モーション キャプチャ データをプロットする場合は、結果の F カーブに多くのキーが設定されていることがよくあります。通常 1 フレームに 1 つのキーがあります。高密度 F カーブは、少数のキーを変更する場合でも、その他の多くのキーを調整してカーブの形状全体を保つ必要があるため、編集が困難です。F カーブの編集が難しい場合のために、Animation Editor には編集に役立つツールが用意されています。詳細は、「モーション キャプチャ データをクリーンアップする(高密度 F カーブ)」(「キャラクタ アニメーション」)を参照してください。
[Act(アクト)]パネルで[ライブラリ](Library) 
[ツール](Tools) [プロット](Plot)を選択して[Plot(プロット)]ダイアログボックスを開きます。
ダイアログ ボックスでは、[合間のサイズ](Interval Size)に、F カーブに設定されるキーフレームの間隔を設定します。たとえば、フレーム ステップに 2 を指定した場合は、キーフレームは F カーブの 1 フレームおきに作成されます。
[開始フレーム](Start)と[終了フレーム](End Frames)を設定すると、プロットするフレームの範囲を指定できます。既定では、タイムライン範囲が使用され、これらのフレームの値を変更していない場合は、アニメーション全体がプロットされます。
Animation Mixer でプロットされたアニメーションのアクション クリップを直接作成する場合は、[アクションクリップにプロット](Plot to Action Clip)オプションを選択します。
[トラックを分割](Split Tracks)オプションを選択して、唇、顎、舌のコントロールにそれぞれ別のアクション クリップを作成します。唇のクリップは、上唇と下唇に別のアクション クリップが含まれる、コンパウンド クリップです。
アニメーション データの分割は、リップシンク アニメーションを操作していて、口のコントロールのアニメーション データを個別に操作する場合に非常に便利です。たとえば、顎のアニメーションにソロを適用して、唇や舌の効果のない状態でアニメーションをチェックできます。
プロットの処理により、モーション キャプチャ データとリターゲット データがコントロールから削除され、コントロールに設定されたキーに従って F カーブに焼き付けられます。プロットされたアニメーションの F カーブは、F カーブがフィッティングされた後でアニメーション コントロールに適用されます。
これらの F カーブを編集したいときは、コントロールを選択してから Animation Editor を開きます。
[アクションクリップのプロット](Plot to Action Clip)オプションを選択した場合は、Animation Mixer を開いてトラックのクリップを確認できます。Animation Mixer では、その他のアクション クリップと同じように操作できます。
[アクト]パネルで[ライブラリ](Library) [ツール](Tools) [プロット](Plot)コマンドを使用する代わりに、このコマンド ライン引数を使用してプロットすることで、[プロット]プロパティ ページをバイパスすることができます。
fr_PlotRetargetedFace([start frame], [end frame], [interval size]);
次の例では、フレーム 100 およびフレーム 200 の間をプロットし、10 フレームごとにキーを設定します。
fr_PlotRetargetedFace(100, 200, 10);
引数のいずれかにヌル、合間のサイズに 0、終了フレームに開始フレーム以下の数字を指定した場合、[プロット]プロパティ ページが表示されます。
