クロス片を縫い合わせる

 
 
 

ステッチ(縫い合わせ)を使用すると、2 つの NURBS サーフェイスを結合することができます。結合したサーフェイスは一枚のクロスのように動作します。これは特に、ジャケットに袖を縫い合わせるような場合に便利です。

ステッチは NURBS サーフェイス メッシュにのみ有効です。これは、クロスが単一のジオメトリに対してのみ作用するためです。すべての NURBS サーフェイスは、[作成](Create) [サーフェイスメッシュ](Surf. Mesh) [アセンブル](Assemble)コマンドを使用して作成された、単一オブジェクトの一部でなければなりません(詳細については、「 サーフェイス メッシュを組み立てる」(「サーフェイスおよびカーブのモデリング」)を参照)。

ステッチの過程で、タグ付きポイントや有効となっているクラスタが使用されていないことを確認してください。2つのパッチを縫い合わせた後でステッチされた頂点を含むクラスタを作成すると、予想外の結果が生じる可能性があります。したがって、クラスタは使用しない([ネイル](Nail)を選択しない)ことをお勧めします。詳細については、「クラスタを使ったローカル エフェクト」を参照してください。

クロス片が縫い合わされ、アニメートされたマネキン上で変形されます。

オブジェクトを縫い合わせるには

  1. 1 つの NURBS サーフェイス メッシュ オブジェクトをすべての NURBS サーフェイスから作成します。これらの NURBS サーフェイスは、モデル ツールバーで[作成](Create) [サーフェイスメッシュ](Sur. Mesh) [アセンブル](Assemble)コマンドを使用して単一のオブジェクトの一部となります。

  2. 作成した NURBS サーフェイス メッシュ オブジェクトを選択し、[シミュレート]ツールバーから[作成](Create) [クロス](Cloth) [選択から](From Selection)を選択してクロスを適用します。

  3. [ClothOp]プロパティ エディタの[ステッチ]ページで[ステッチ](Stitching)オプションを選択して、サーフェイス同士の最も近い頂点を重ねて NURBS サーフェイスを縫い合わせます。

    このオプションは、一揃いの衣服を仕立てるためにさまざまなパッチをその縁に沿って留める場合に便利です。一度対になった頂点が縫い合わされると、シミュレーション全体を通して離れることはありません。

  4. 頂点のペアを縫い合わせるために、頂点間の最短距離を[しきい値](Threshold)で設定します。この設定はインタラクティブに調整できます。