イミディエイトモード

 
 
 

イミディエイトモードでは、オペレータスタックを構築せずにモデリングができます。このモードを使用すると、選択したオブジェクトのモデリングコンストラクション領域が各操作の後にフリーズされます。

イミディエイトモードは、ポイントの移動、ポリゴンコンポーネントの追加や押し出しの際に特に有効です。このモードでは、オペレータが膨大な数になってもスタックがいっぱいになりません。そのためシーンのサイズが小さくなり、更新が早くなります。

イミディエイトモードを有効にするには

  • メインコマンドエリアの[Edit]パネルで[イミディエイト](Immed)ボタンをクリックします。

イミディエイトモードでオペレータを適用すると、必ずプロパティエディタが開き、[OK]ボタンと[Cancel]ボタンが表示されます。希望どおりの結果になるよう変更し、[OK]ボタンを押してください。複数のオブジェクトを編集する場合(たとえば、複数のオブジェクトを選択して[デフォーム](Deform) [ツイスト](Twist)を選択した場合)は、すべてのオブジェクトに同じ値が適用されます。

重要:

イミディエイトモードの使用には注意が必要です。このモードでは各操作の後にモデリングスタックがフリーズされ、それまでに適用したオペレータがすべて削除されます。

特に注意が必要なのは、デフォーメーションの[Amplitude]のようなオペレータのパラメータに適用されたアニメーションも失われてしまう点です。詳細については、「オペレータ スタックをフリーズする」を参照してください。

注:アクションを実行する度にフリーズされるため、非常に大きなモデルではイメディエイトモードの処理速度が低下する場合があります。このような場合は、必要に応じて手動でフリーズするほうが良いでしょう。

コマンドとイミディエイトモード

ヒストリからコマンドを再実行する時は、イミディエイトモードを使用しないでください。イミディエイトモードでプリミティブを取得したりオペレータを適用すると、[OK]および[Cancel]ボタンのある、対応するプロパティエディタが開きます。プロパティエディタが開いているときにパラメータの値を変更した場合、[SetValue]コマンドは記録されません。

そのため、ヒストリからコマンドをプレイバックした場合、実際とは異なる結果を得ることになります。