ID とインデックスを操作する

ポイントの ID およびインデックスを操作するときの注意事項がいくつかあります。最も重要なのは、ID とインデックスは同じものではないという点です。

インデックスは、Softimage のすべてのジオメトリックタイプで不可欠なものです。ポイント、エッジ、ポリゴン、ノット、テクスチャサンプルなど、コンポーネントのすべてのタイプにインデックスが付いています。インデックスは、コンポーネントが削除され、追加された場合に再使用されることがあります。
ID は、特殊な ICE 属性です。ID は、ポイントにのみ適用され、手動で設定することはできません。ID 属性は、[Add Point]ノードおよび[Clone Point]ノード、およびそれらが含まれる任意のコンパウンド(さまざまな放出および発生コンパウンド)によって自動的に設定されます。ただし、[取得](Get) [プリミティブ](Primitive)メニューからポイントクラウドを取得した場合は、ID 属性は設定されていません。[Add Point]ノードに接続した直後に ID は初期化され、すべてのポイントに設定されます。ICE フレームワークは、ID が一意であることと、再使用されていないことを確認します。特に、[Clone Point]ノードおよびそれを含むコンパウンド(発生コンパウンドなど)は、ID 以外のすべての属性をコピーします。

ポイント ID を取得する

[Get Point ID]コンパウンドでは、[First Valid]ノードを使用して、ポイント ID が存在する場合はそれを戻します。存在しない場合は、ポイントインデックスを戻します。このノードは、ID が存在するかどうか分からない場合に便利です(たとえば静的ポイントクラウドまたはポリゴンメッシュおよびその他のジオメトリタイプなど)。

エレメントのインデックスを取得する

[Get Element Index]ノード([Data Access]カテゴリ)は、コンポーネントのインデックスを戻します。コンポーネントのタイプ(ポイント、エッジ、ポリゴンなど)は、接続されている他のノードによってどのようにコンテキストが解決されるかで決まります。必要に応じて、属性を[Value]ポートに接続することで、特定のコンポーネントのコンテキストをフォースすることができます。