コンパウンドを書き出すと、そのコンパウンドを他のツリーやシーンで使用したり、他のユーザと共有できます。
必要に応じて、[組み込まれた内部のコンパウンド](Embed internal compounds)をオンにします。このオプションをオンにすると、ネストしたコンパウンドがすべて、書き出すコンパウンドに埋め込まれます。オフの場合は、既に書き出されているネストしたすべてのコンパウンドが参照されます。
ファイルの名前と場所を選択し、[OK]をクリックします。Preset Manager が、ユーザ、ワークグループ、ファクトリの各ロケーションにある Data¥Compounds¥ フォルダのサブフォルダすべてでコンパウンド ファイルをスキャンします。
既に書き出しているコンパウンドの更新バージョンを再度書き出す場合の詳細については、「コンパウンドをバージョニングする」を参照してください。
コンパウンドは XML ベースのファイルとして保存されます。その内容は次のとおりです。
すべての内部ノードとその接続。ネストしたコンパウンドは、それ自体が既に書き出されている場合は参照できます。それ以外の場合、ネストしたコンパウンドは埋め込まれます。
すべてのポートとパラメータの値(キーフレーム アニメーションを含む)。外部公開されたポートとパラメータの現在の値が既定値になります。
コンパウンドの名前およびそのカテゴリとタスク。「カテゴリとタスク」を参照してください。
接続の表示状態。[Force]など、特定の属性の値を表示するだけのコンパウンドも作成できます。接続の値の表示については、「ポート値を表示する」を参照してください。
参照されるエレメントが他のシーンに存在しない場合もあるため、コンパウンドにはエクスプレッションやキーフレームを除くその他の形式のアニメーションは保存されません。
ICE コンパウンドを非公開で書き出すと、作成されるコンパウンド ファイルが公開されなくなります。非公開の ICE コンパウンドは編集も展開もできません。
ICE コンパウンドを非公開で書き出すと、独自のテクニックを秘密にしたり、ユーザがコンパウンドを開いて外部公開されていない値を変更することを防ぐことができます。
シーンではオリジナルのバージョンの ICE コンパウンドを維持するようにしてください。コンパウンドのバージョンが異なると、バグを修正したりその他の変更を追加するために、コンパウンド全体を作成し直さなければならなくなります。
書き出したコンパウンドにサムネイルを指定できます。存在する場合、サムネイルは Preset Manager に表示されます。
サムネイル イメージは、.xsicompound ファイル自体が保存されている場所の Thumbnails サブディレクトリに保存する必要があります。サムネイルのファイル名は.xsicompoundと同じである必要があり、イメージフォーマットに応じたファイル拡張子も必要です(「Roaring Fire.png」など)。あらゆるサポート対象イメージ フォーマットを使用できます。
サムネイルは、自動的にスケーリングされて Preset Manager に表示されます。最大表示サイズは 64 x 64 ピクセルで、これより大きなイメージを保存してもこのサイズでしか表示されません。