スプレッドシートでは、エレメントとそのパラメータに関するシーン情報が表形式で表示されます。 この情報は、ユーザが作成するクエリによってフィルタリングおよび整理されます。つまり、オブジェクト データに基づいてソートを実行しながら、特定の状況のシーンを表示できます。 これで、複数のエレメントやパラメータに対して一度に操作を実行できます。
クエリとは、SpreadSheet に表示する情報を特定の基準でフィルタリングする手段です。たとえば、選択したオブジェクトのローカル回転値のリストを表示するよう Softimage に求めることができます。クエリは .query 拡張子の付いたテキスト ファイルです。既定のクエリは %SI_HOME%¥Application¥Queries にあります。
スプレッドシートの[クエリ]メニューにある定義済みのクエリを使用して、クエリを実行できます。また、[クエリ](Query)[開く](Open)を選択して、作成したクエリ ファイルをロードすることもできます。
クエリを実行して要求したデータが SpreadSheet に表示されたら、テーブルを並べ替えて情報をさらに整理できます。列見出しを右クリックすると、列のエントリに基づいてテーブル エントリが並べ替えられます。.query ファイルに定義された既定の並べ替えに戻るには、SpreadSheet メニューから[クエリ](Query)[並び替え](Sort)を選択します。
Softimage スプレッドシートはスクリプトを使ってスプレッドシートの内容を構築するので、ユーザは表示する情報の種類をとても柔軟に選択できます。
スプレッドシートの各セルは、以下の 2 種類の主要な情報を表示します。
GetValue/SetValue セルと呼ばれる Softimage パラメータ。 これらのセルは、Softimage 内にすでに存在するパラメータ値で、かつスクリプト内にある標準呼び出しの GetValue および SetValue でアクセスできるパラメータ値を表示します(ネイティブまたはカスタム パラメータに関係なく表示します)。 また、表示するパラメータを指定している限り、これらのセルはスプレッドシートによって自動的に処理されます。
スクリプト セル内のカスタム情報。 これらのセルに表示される情報はカスタム スクリプトによって計算されるので、特定のカスタム単位で計算して表示させることが可能です。 これらのセルは読み取り専用です。
シングル レベルのクエリは、次の 3 つの要素から説明できます。
行と列のそれぞれで呼び出すスクリプトをスプレッドシートに伝えると同時に、これらのスクリプトの格納場所をスプレッドシートに伝えるクエリ ファイル。 このファイルは、[ファイル](File)[開く](Open)を選択するか、Softimage 内のプリセット クエリを実行すると開くファイルです。
行スクリプトと列スクリプトをそれぞれ個別に扱えるので、別のクエリでどちらかのスクリプトを再利用でき、非常に実用的です。 たとえば、一部のプリセット スクリプトで使用されている Current_Selection という行スクリプトがありますが、選択エレメントをすべて表示するユーザ独自のクエリを作成するために、この行スクリプトを使用できます。 スプレッドシート クエリのスクリプトは、すべて配列の形でエレメントを戻さなければなりません。
リレーショナル クエリは、シングル レベルのクエリと同じエレメントを持ちますが、他に次の 2 つのスクリプトを追加で持ちます。