追加データ ファイルには、シーンのロード終了後に設定できる一連の値が含まれています。 すべてのパラメータは、登録済みの On End Scene Open イベントの前に順次設定されます。
追加データを使用するとシーン ファイルを変更せずにシーンのさまざまなパラメータを簡単に変更できるため、バッチ レンダリングなどで特に便利です。
注:
SI3D シーンおよび SI3D モデルに追加データを直接適用することはできません。 まず SI3D シーンまたは SI3D モデルを読み込み、Softimage シーン フォーマットで保存する必要があります。
追加データをロード、適用する
Softimage で追加データを適用するには、-auxiliary_data スイッチで設定したい値を含むファイルを指定する必要があります。
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追加データ ファイルの名前が c:¥myData.txt の場合は、次のコマンドを入力します。
xsi -auxiliary_data c:¥myData.txt
これで、[シーンを開く]ダイアログ ボックスに[Apply Auxiliary Data]という新しいチェックボックスが作成されます。
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このオプションをオンにして、シーンを開く際に追加データを適用します。追加データが正確に適用されたかをテストする非常に便利な方法です。
スクリプトで追加データを適用するには
スクリプトを使用して、あらかじめロードされた追加データを適用できます。たとえば、追加データを c:¥MyProject¥Scenes¥MyScene.scn というシーンに適用したい場合は、次のコマンドを入力します。
OpenScene "c:¥MyProject¥Scenes¥MyScene.scn",,TRUE
注:
インタフェースとスクリプトのどちらを使用した場合でも、既定で追加データは適用されません。
コマンド ラインから追加データを適用するには
コマンド ラインから追加データをシーンに自動的に適用するには、プロンプトで次のいずれかの行を入力します。
xsi c:¥MyProject¥Scenes¥MyScene.scn -auxiliary_data c:¥myData.txt
または
XSIBatch -r -scene c:¥MyProject¥Scenes¥MyScene.scn -auxiliary_data c:/myData.txt
追加データ ファイルを定義する
追加データのファイル フォーマットは、単純な ASCII ファイルです。このファイルの冒頭には、次のヘッダーを付ける必要があります。
XSI_AuxiliaryDataFile ASCII 1 0
このヘッダで、ファイルが単純な ASCII 形式の v1.0 の追加データ ファイルとして識別されます。現在のところ他のフォーマットはありませんが、将来的には他のフォーマットが導入される可能性があります。
ヘッダに続く行は次のようになります。
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コメント(//で始まる行)
C++ 形式のコメントと異なり、コメントは行の先頭以外には記述できません。
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余白(キャリッジ リターン、タブ、またはスペース)
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パラメータ
パラメータでは、VBScript で呼び出される SetValue コマンドの引数と同じ構文が使用されます。たとえば、追加ファイルで次の行を使用すると:
"Passes.Default_Pass.RenderOptions.EndFrame", 1
... Softimage で以下のコマンドを使用して呼び出した場合と同じ結果を得ることができます。
SetValue "Passes.Default_Pass.RenderOptions.EndFrame", 1
注:
追加データ ファイルの各パラメータは、必ず 1 行で記述するようにしてください。