UNC パス

 
 
 

UNC とは、統一命名付け規則(Uniform Naming Convention)を指し、ネットワーク上の共有リソースを識別するためのマイクロソフト標準表記方法です。 たとえば、パブリック アクセスを許可してフォルダを共有した場合、ネットワーク上の他のユーザは、コマンド プロンプトで UNC パスを入力するとそのフォルダにアクセスできます。

UNC パスの形式は ¥¥<servername>¥<sharename>¥<directory> になり、これらのプレースホルダは以下の種類の名前を意味します。

プレースホルダ

詳細

<servername>

そのコンピュータのネットワーク名。

Windows では、通常、この値はコントロール パネルのネットワーク(識別)にあるコンピュータ名です。 たとえば、oslo256、sallyfなどです。

<sharename>

ディレクトリの共有名。

Windows では、通常、この値はフォルダのプロパティ ダイアログにある[共有]タブで指定する共有名です。 たとえば、C:¥temp¥mistakes¥baddies にあるフォルダを共有する場合、デフォルトの共有名は baddies になります。

<directory>

共有ディレクトリの下にある任意の追加ディレクトリ

たとえば、以下の表記はすべて有効な UNC パスです。

	\sallyf\baddies
	\sallyf\baddies\snip
	\sallyf\baddies\snap
	\sallyf\baddies\snerp
	\sallyf\baddies\snerp\batter
	\sallyf\baddies\snerp\bath

これらの表記は、以下のファイル構造を仮定したものです。

	c: (c-drive on a computer called "sallyf")
	|-- temp
	      |-- mistakes
		     |-- baddies (shared as "baddies")
			    |-- snip
			    |-- snap
			    |-- snerp
				  |-- batter
				  |-- bath