文字列

 
 
 

文字列値は、1 つの文字または文字の集合で構成されています。 文字列の長さは可変的で、0 個またはそれ以上のつながり合う文字(文字、数字、および句読点)の連鎖から成り立ちます。 文字列データ型はテキストの表現に使用します。 文字列リテラルは、一対の一重または二重引用符で囲むことによりスクリプトに組み込むことができます。 以下は文字列の例です。

"Jerry saw the penguin and froze."

'"Where did you come from?" asked the king.'

"128"

'z'

0 個の文字を含む文字列("")は空の(長さがゼロの)文字列です。 BSTR(ベーシック文字列またはバイナリ文字列)データ型は、オートメーション操作で使用される幅広い文字列へのポインタです。

注:

Unicode をサポートしている理由で、BSTR 文字は一般的に 1 バイトではなく 2 バイトとして表されます。

言語

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VBScript

VBScript の String 型には、およそ長さ最大 20 億文字になる可変長文字列が含まれます。 また、VBScript では String 型に加え、1 文字を表す Byte 型(C++ でいう char のような型)もサポートされています。

JScript

JScript では、テキスト文字を操作およびフォーマットしたり、文字列内の部分文字列を探すことができるように、複数のメソッドとプロパティを実装する、String オブジェクトが使用されます。 1 つの文字を表す型(C++ の char や VBScript の Byte などのような)はありません。JScript では、1 つの文字だけを含む文字列を作成して、1 つの文字を表すことができます。

Python

Python には、1 つの文字を表す型(C++ の char など)はありません。 Python では、1 つの文字だけを含む文字列を作成して、1 つの文字を表すことができます。

C++

C++ API では、ワイド文字列を作成、連結、および比較するための関数やオペレータとともに、文字列を XSI::CString として実装します。

C#

C# の文字列型(System.String)は、Unicode の文字列を表します。

注:

複数の言語の文字列データ型を比較する表については、「言語間でのデータ タイプを比較する 」を参照してください。

これらの言語におけるデータ型への一般的なアプローチの詳細については、次のいずれかのトピックを参照してください。