Softimage では、オブジェクトのアニメートされた変換に基づいて、そのオブジェクトの速度と加速度を計算することができます。速度と加速度は直接修正することはできませんが、エクスプレッション、スクリプト オペレータなどで計算された値を使用することができます。
            
             
               モーション コンポーネントを理解する
               
 
               移動するオブジェクトには速度があります。速度が変化すれば、これにアクセラレーションまたは減速(負のアクセラレーション)が伴います。たとえば、定常 100 km/h で移動する車の速度は 100 ですが、アクセラレーションは 0 です。
               
 
                速度とアクセラレーションはそれぞれ、さらに直線と角度(回転)の 2 つのタイプに分けられます。たとえば、直線に沿って移動する車には線形モーションだけしかなく、一方その場でスピンするボールには角度モーションしかありません。床の上を転がるボールには両方のタイプのモーションがあります。
               
 
             
             
               速度とアクセラレーションを計算する
               
 
               デフォルトでは、Softimage では不要な計算を避けるために速度と加速度を計算しません。ただし、特定のオブジェクトでこれらの値を確認する必要がある場合は、オブジェクトの[グローバル変換]プロパティ エディタで計算を有効にすることができます。
               
 
               ICE ツリーのオブジェクトの速度とアクセラレーションを読み取るために、これらの値を有効にする必要はありません。ICE は速度とアクセラレーションを必要に応じて自動計算します。
               
 
                
                  オブジェクトの速度とアクセラレーションを有効にするには
                  
 
                  
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                        オブジェクトを選択し、その[グローバル変換]プロパティ エディタを開きます。
                         
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                        [速度/加速度]タブで、をクリックします。
                         読み取り専用の[アクティブ]オプションが選択され、このオブジェクトの速度とアクセラレーションの計算が実行されることを示します。
                         
  
             
             
               速度とアクセラレーションを削除する
               
 
               オブジェクトの速度とアクセラレーションを確認する必要がなくなった場合は、これらの計算はシーンを遅くするだけなので、実行し続けても意味がありません。
               
 
                
                  オブジェクトの速度とアクセラレーションの計算を停止するには
                  
 
                  
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                        オブジェクトを選択し、その[グローバル変換]プロパティ エディタを開きます。
                         
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                        [速度/加速度]タブで、をクリックします。
                         読み取り専用の[アクティブ]オプションのチェックが外れ、このオブジェクトの速度とアクセラレーションの計算が実行されなくなったことを示します。