タンジェントおよび従法線は、それぞれ「Tangents」および「Binormals」という名前で適切に頂点カラー(CAV)プロパティに保存されます。各 CAV には、独自のオペレータ スタックがあります。タンジェントまたは従法線を作成するときは、TangentOp2 オペレータがデータを生成します。頂点カラー プロパティ ジェネレータは CAV を作成および更新し、Vertex Color Change Datatype オペレータはタンジェントおよび従法線データのエンコードに使用されるデータ タイプを設定します。オペレータ スタックを持つその他のエレメントと同様に、タンジェントおよび従法線をフリーズしてそれらのヒストリを破棄することでシーン データを簡略化できます。
タンジェントまたは従法線プロパティが作成されたら、Explorer でオブジェクトの[Clusters]>[Texture_Coordinates_AUTO]ノードを選択してアクセスできます。生成および保存される実際のデータとは異なり、タンジェントおよび従法線プロパティのノード構造は同じです。
| A |
タンジェント |
従法線 |
タンジェントおよび従法線は、既定で(保存されるデータに応じて)「Tangents」または「Binormals」という名前が付いて、頂点カラー(CAV)プロパティに保存されます。これらの CAV は、タンジェントおよび従法線を 3D ビューに表示するのにも使用されます。「[頂点カラー]プロパティ エディタ」(「プロパティ リファレンス」)を参照してください。 CAV の名前を変更する場合は、[タンジェント]プロパティ エディタまたは[従法線]プロパティ エディタ(プロパティ リファレンス)で CAV を選択し直すことで、その名前を参照しているものすべてを更新する必要があります。 |
| B |
TangentOp2 |
TangentOp2 |
TangentOp2 オペレータは、テクスチャ プロジェクションから読み込み、すべての頂点でタンジェントと従法線を計算し、それらを頂点カラー(CAV)プロパティに保存します。同じオペレータがタンジェントと従法線のどちらの生成にも使用されます。 マップで[Tangent Operator](TangentOp2)プロパティ エディタ(プロパティ リファレンス)を使用して、オペレータの状態をコントロールしたり、アーティファクトをスムーズにしたりすることができます。 |
| C |
Vertex Color Change Datatype |
Vertex Color Change Datatype |
タンジェントおよび従法線を保存するのに使用するデータ タイプを設定します。既定では、タンジェントおよび従法線データはクランプされていない浮動小数点カラー値として書き込まれます。以下のオプションを使用できます。
詳細については、「タンジェントおよび従法線のデータタイプの設定」を参照してください。 |
| D |
Vertex Color Property Generator |
Vertex Color Property Generator |
タンジェントおよび従法線が保存される頂点カラー(CAV)プロパティを生成および更新するオペレータです。 |
| E |
Texture_ProjectionTextcoord |
Texture_Projection Textcoord |
TangentOp2 オペレータがタンジェントおよび従法線を作成するのに使用するテクスチャ座標を生成するテクスチャ プロジェクションです。テクスチャ プロジェクションの名前は、投影が適用されたタイプに応じて異なります。 |
| F |
TangentData |
BinormalData |
TangentOp2 オペレータに関連付けられた頂点カラー(CAV)プロパティの名前を保持します。 このノードは、トラッキング メカニズムとして動作するので、タンジェントおよび従法線プロパティは同じ頂点カラー プロパティで競合しません(TangentOp2 オペレータがデータを再評価するたびにお互いを上書きします)。 注: このプロパティ エディタのオプションはどれも、変更しないことをお勧めします。 |
| G |
タンジェント |
従法線 |
どの頂点カラー(CAV)プロパティがタンジェントまたは従法線を保存するかを指定する、また、使用するテクスチャ プロジェクションを指定するプロパティ。 CAV プロパティの名前を変更するには、[タンジェント]プロパティ エディタまたは[従法線]プロパティ エディタ(プロパティ リファレンス)を使用して再接続します。 |
