[Move Proportional]プロパティ エディタ

 
 
 

一般 | ポイント移動ツール

近接するコンポーネントを移動または変換する場合、隣接するコンポーネントを距離に基づく減衰で置き換えます。これは、「磁石」または「ソフト セレクション」とよばレールこともあります。

[プロポーショナルモデリングを有効にするには](To activate proportional modeling):[Transform]パネルの[Prop]ボタンをクリックするか、または[モデル]ツールバーから[修正](Modify) [コンポーネント](Component) [プロポーショナル](Proportional)を選択します。

[以降の操作用にプロポーショナル オプションを設定するには](To set proportional options for future operations):[モデル]ツールバーから[修正](Modify) [コンポーネント](Component) [プロポーショナル設定](Proportional Setup)を選択します。

[前のオペレーションにプロポーショナルオプションを修正するには](To modify proportional options for a previous operation): オブジェクトを選択し、[Select]パネルの[選択]ボタンをクリックし、影響を受けるノード(たとえば、Move Component)を展開して、[Proportional]アイコンをクリックします。

一般

サーフェイス上でスライド(Slide on Surface)

[J]キーまたは磁石アイコンを使用してコンポーネントの調整ツールでスライドすると自動的に設定されます。エッジをスライドすると、そのエッジの端が隣接エッジと平行に同じ比率で移動します。ポイントまたはポリゴンをスライドすると、メッシュ サーフェイス上の最も近い関連ポイントが、調整前のオリジナル オブジェクトにシュリンク ラップされているように固定されます。

プロポーショナル オプション

リファレンス(Reference)

球型影響範囲の参照とする座標系

  • [グローバル](Global): シーンの座標系を使用します。このオプションでは、距離の限界は Softimage 単位になります。

  • [ローカル](Local): オブジェクトのローカル座標系を使用します。特に距離の限界はオブジェクトのスケーリングによる影響を受けるため、オブジェクトが個別にスケーリングされた場合、エフェクトの制限は軸ごとに異なることになります。

  • [ビュー](View): ビュー空間の座標を使用します。これはビュー平面プロポーショナル変換ツール([ヘア]パネルでは[ブラシ])でのみサポートされます。

距離の限界(Distance Limit)

球型影響範囲の半径を定義します。

減衰(バイアス)(Falloff (Bias))

減衰率を変更するためにプロファイル カーブをかたよらせます。実際のプロファイル カーブを修正しなくても、隣接ポイントからの影響量をすばやく変更できます。

近傍を考慮(Consider Neighborhood)

直接操作されているコンポーネントからの距離に加えて、影響を受けるコンポーネントの隣接部も考慮して、どのコンポーネントが影響を受けるかをさらに細かくコントロールできます。

  • オフの場合、距離の限界内のすべてのコンポーネントが影響を受けます。

  • オンの場合、距離の限界内のコンポーネントであっても、直接操作されているコンポーネントに隣接しておらず、また影響を受ける他のポイントにも隣接していないコンポーネントは影響を受けません。

特に、カーブがカーブ自体に戻るようなオブジェクトで作業をする場合はこのオプションが便利です。

近傍エッジを使って距離を計算(Calculate Distance Using Neighboring Edges)

[近傍を考慮]をオンにしているときに、エッジの長さを使用して距離を計算します。指の基本モデルを囲むための半径を大きくすると多数のコンポーネントが唐突に影響を受けることがないため、指などの突起物を作成する場合にはこれが便利です。

サーフェイス オプション

サーフェイス オプションが適用されるのは、NURBS サーフェイスだけです。これらは、距離ではなく NURBS のパラメータ配置を使用して、近接するポイントのどれが影響を受けるかを判別します。

サーフェイスの U/V 限界を使用(Use U/V Limits for Surfaces)

NURBS サーフェイス上のポイントを操作する場合にサーフェイス オプションをアクティブにします。他のタイプのジオメトリ(ポリゴン メッシュ、ラティス、カーブ、ヘア、パーティクルなど)は、プロポーショナル オプション欄の設定を引き続き使用します。

シェイプ(Shape)

影響を受ける領域の輪郭をコントロールします。

  • [矩形](Rectangular):[U/V 方向限界]のサイズのボックス シェイプを作成します。

  • [楕円形](Elliptical)は、ボックスの角のフォールオフを調節し、 卵形の領域のエフェクトを作成します。

U/V 方向限界(U, V Limit)

各パラメータの正と負の方向に影響するポイントの数を設定します。

減衰プロファイル

このカーブにより、操作したコンポーネント(水平軸)からの距離ファンクションを基にコンポーネントを移動する際の振幅(垂直軸)の相対的値を定義します。1 の場合、操作したコンポーネントから、対応する距離に存在するコンポーネントが同距離分だけ移動し、ゼロの場合、まったく移動しません。

マウス、およびアニメーション エディタと同じキーボード コマンドか、右クリックでメニューを表示してプロファイルを編集することができます。

[デフォルト プロファイルの作成](Make Default Profile)は、減衰プロファイルを現在のセッションで使用されているシーン デフォルトにコピーします。これは、既存のプロポーショナル オペレータのプロファイルを変更してその後のオペレーションで使用する場合に便利です。

ポイント移動ツール

タグ付きポイントのみ(Tagged Points Only)

プロポーショナル オペレータによる影響を受けるポイントを現在選択されているポイントだけに制限します。このオプションが機能するのは、Move Point ツールを使用して、プロポーショナルがオンの個々のポイントを操作する場合だけです。選択したポイントを変換する場合は効果はありません。

タグ付きポイントのみを使用するには、ポイントを移動する前に、[Model] [コンポーネント](Component) [プロポーショナル設定](Proportional Setup)を使用してこのオプションをアクティブしておく必要があります。オペレータが元々適用されている場合、その以前のオペレータを修正すると、このオプションは[Proportional]プロパティ エディタ内に表示されなくなります。

このオプションは、ポイント移動ツールを使用しているときにのみ適用され、 コンポーネント調整ツールを使用しているときには適用されません。