プロパティ エディタでプロパティを編集したときに、その設定をプリセットとして保存することができます。プリセットとは、プロパティ情報が格納された単純なデータファイル(拡張子 .preset)です。
編集したプロパティをプリセットに保存しておけば必要に応じて再利用できるため、作業効率が向上します。また、プリセットを使用するとシーン間で情報をトランスポートできて便利です。
[DSPresets]フォルダには、オブジェクト、シェーダ、およびオペレータの既存のデフォルト プリセットが含まれているサブフォルダがあります。
プリセット ファイルはどこにでも保存できますが、標準的な場所に保存することをお勧めします。こうすることで、プリセットの場所を簡単に検索できます。デフォルトの場所は、ユーザ パスの Data¥DSPresets サブディレクトリです。
[開く]または[スクリプト ファイルの保存]ブラウザの[パス](Paths)ボタンを使用すると、以下のような基本の格納場所をすばやく選択できます。
[インストレーション(ファクトリ)](Installation (Factory)): Softimage プログラム ファイルがインストールされている場所。ここに保存されたプリセットは、そのローカル マシンのすべてのユーザが使用できます。Softimage を新しい場所にインストールする場合は、これらのプリセットをコピーする必要があります。
[ワークグループ](Workgroup): スクリプトやプリセットなどの各種データをチームのメンバと共有できます。ワークグループの詳細については、「ワークグループ」を参照してください。
[ユーザ](User): ユーザ パス。C:¥users¥username¥Autodesk¥Softimage_2013 のように使用されます。この場所に保存されたプリセットは、同じユーザ名でこの Softimage にログインしたユーザが使用できます。
[サンプル プロジェクト](Sample Project): Softimage に付属のサンプル シーンが格納されているプロジェクト。
[現在のプロジェクト](Current Project): 開いているシーンが格納されているプロジェクト。プリセットがそのプロジェクトに固有のものである場合は、このフォルダを使用できます。
[ファクトリ アドオン](Factory Add-ons): Softimage プログラム ファイルがインストールされている場所の Addons¥ サブディレクトリ。
プロパティ エディタでプロパティを修正したら、後で使用できるように、プロパティをプリセットとして保存しておくことができます。
Softimage ブラウザおよびツールバーに表示可能なサムネール イメージをプリセットに設定する場合、レンダ領域を描画し(「レンダ領域を使ったインタラクティブなプレビュー」(「レンダリング」)を参照)、手順 3 で[レンダ領域をサムネイルに使用](Use Render Region as Thumbnail)がオンになっていることを確認してください。
または、後で setthumb スタンドアロンを使用してプリセットをサムネール イメージに関連付けることができます(「プリセット用サムネイルの作成と抽出」(「スタンドアロン」)を参照)。
[プリセットの保存]ブラウザで、プリセットを保存するフォルダを選択します。プリセットはファクトリ ロケーションの DSPresets フォルダに保存しないようにすることをお勧めします。
プリセットは、既存のオブジェクト、シェーダ、またはオペレータが定義されているプロパティ エディタからロードする、または開くことができます。たとえば、カメラ プリセットをロードするには、まず既存のカメラ プロパティ エディタを開く必要があります。つまり、コンストレイントのプリセットはコンストレイント プロパティ エディタからロードできます。
ツールバー、Explorer、または Render Tree から、オブジェクト、シェーダ、またはオペレータのプロパティ エディタを開きます。
[プリセットのロード]ブラウザで、ロードするプリセットを選択して[OK]をクリックします。
ファイルのリストがフィルタリングされ、同じタイプのプリセットだけが表示されます。たとえば、シェーダ プリセットを検索する場合は、カスタム パラメータのプリセットはリストされません。
プリセットに保存されているすべてのパラメータ値が、現在のプロパティにロードされます。カスタム プロパティの場合は、パラメータの数と名前が同じでないことがあるため、現在のプロパティ内の名前と一致するパラメータだけがプリセットからロードされます。