リファレンス文字列で指定された属性の前のフレームの値にアクセスします。[Get Data]ノードとの主な違いは、アクセスしたデータが、前のフレームについて評価される点です。
このようなノードは、現在のフレームの端数について概算値を求め、フレームの丸めによるアーティファクトを最小限に抑える場合に、特に便利です。
[Get Data]ノードと同様に、取得するデータへのパスは、[Get Data]ノードを連結することで作成できます。
同じ ICE ツリー内で、オブジェクト自身か別のオブジェクトかに関係なく、オブジェクトで[Get Data at Previous Frame]および[Set Data]の両方を使用する場合は、そのオブジェクトのコンストラクション スタックにシミュレーション領域が存在している必要があります。これは、別の属性を取得および設定する場合でも適用されます。スタックにシミュレーション領域が存在する場合、スタックの下位の領域は、シミュレーションの最初のフレームでのみ評価され、後続のフレームは前のフレームに基づいて処理されます。詳細については、「ICE ツリーとコンストラクション スタック」を参照してください。
[Get Data at Previous Frame]の詳細については、「シーン グループのデータを取得する」(「ICE の基本」)を参照してください。