選択と階層

 
 
 

複数のオブジェクトが階層内にある場合は、各種のマウスボタンを使用して、階層内の1つのオブジェクト、ブランチ、またはツリー全体を選択できます。さらに、[Select]パネルの[選択](Select)メニューには、さまざまな方法で階層の各種メンバを選択できるコマンドがあります。

次の例に示すように、選択のタイプ(ノード、ブランチ、ツリー)は、Softimageの特定の操作において重要な意味を持ちます。

階層内のオブジェクトの選択

階層内のオブジェクトを選択するには

  • オブジェクト選択フィルタとツールを有効にして、1つまたは複数のオブジェクトをクリックするか、またはオブジェクトを囲むようにドラッグします。

    • オブジェクトをノード選択するには、マウスの左ボタンを使用します。

    • 階層内のオブジェクトをブランチ選択するには、マウスの中央ボタンを使用します。

    • 階層をツリー選択するには、マウスの右ボタンを使用します。

オブジェクト選択フィルタおよびツールの詳細については、「選択」を参照してください。

ノード選択

ノード選択は最も単純な方法で、1つのオブジェクトを選択できます。オブジェクトをノード選択すると、そのオブジェクトだけが選択され、ブランチのほかのオブジェクトは選択されません。ノード選択したオブジェクトは、白色でハイライト表示されます。

ブランチ選択

オブジェクトをブランチ選択すると、選択された状態が子に「継承」されます。ブランチのルートは白色でハイライト表示され、子は灰色でハイライト表示されます。また、[Select]パネルで名前の前に「B:」と表示されます。

ツリー選択

オブジェクトをツリー選択すると、オブジェクトの最上位の親がブランチモードで選択されます。基本的にはブランチ選択と変わりませんが、最上位のノードを選択する点でブランチモードとは異なります。階層内の任意のオブジェクトをクリックして階層全体をブランチ選択する場合に便利な選択方法です。

右クリックでツリー選択すると、デフォルトで次のようになることに注意してください。

  • I階層がモデル内部にある場合、モデルノード自体は選択されません。これによって、アニメートやそのモデルの名前空間にある(モデル自体がシーンのルートの名前空間にある)パラメータにキーを設定するのが容易になります。

  • オブジェクトがキネマティックチェインエレメントの場合、チェインがより大きなツリーの一部であっても、対応するチェインルートがブランチ選択されます。

いずれの場合も、階層内のナビゲーションの説明に従って選択を変更できます。[選択]プリファレンス[プリファレンス リファレンス]で右クリックして、動作を変更することもできます。

階層選択の変換

階層内のオブジェクトを選択している場合は、その選択をブランチ、ツリー、またはModelの選択に変換できます。また、ブランチ選択を複数ノード選択に変換することもできます。

選択をブランチ選択に変換するには

  1. 1 つまたは複数のオブジェクトを選択します。

  2. [Select] [ブランチの選択](Select Branch)を選択します。ノード選択されたオブジェクトの子孫がブランチ選択されます。

選択をツリー選択に変換するには

  1. 1 つまたは複数のオブジェクトを選択します。

  2. 次のいずれかの操作を実行します。

    • [Select] [ツリーの選択](Select Tree)を選択します。

      または

    • [Ctrl]+[T]キーを押します。

    選択されたオブジェクトのルートがブランチ選択されます。ルートは[Model]ノードの下、またはシーンルートの下の最上位ノードです。このメソッドでは[Model]は選択できません。

選択をモデル選択に変換するには

  1. 1 つまたは複数のオブジェクトを選択します。

  2. 次のいずれかの操作を実行します。

    • [Select] [モデルの選択](Select Model)を選択します。

      または

    • [Ctrl]+[Alt]+[T]キーを押します。

    選択されているオブジェクトがモデルの一部の場合、そのモデルがブランチ選択されます。そうではなくシーンルート以外の[Model]の一部でもない場合は、ルートがブランチ選択されます。

ブランチ選択を複数ノード選択に変換するには

  1. 1つまたは複数のオブジェクトをブランチ選択します。

  2. [Select] [子ノードの選択](Select Child Nodes)を選択します。

    ブランチ選択されたすべての子孫エレメントはノード選択され、元のブランチ選択のルートも選択されたままになります。