[Brush]プロパティエディタ

デフォルトのブラシプロパティ:

その他のブラシプロパティ:

表示するには: ペイントオペレータを編集し、Fx Viewer のペイントメニューから[ブラシプロパティ](Brush Properties)を選択するか、「2」を押します。

[Brush Properties]プロパティエディタでは、Fx Paint Brush List で選択した現在のブラシのプロパティを表示および制御します。ここでは、使用するペイントストロークの見た目を指定するブラシのプロパティを変更できます。選択するブラシによって、使用するプロパティは異なります。

デフォルトのブラシプロパティは、すべてのブラシで使用されます。
前述のその他のブラシプロパティは、特定のブラシのプロパティを編集するときに、さまざまな組み合わせで使用されます。

ペイントブラシ

名前(Name)	ブラシ名を表示します。このパラメータは変更できません。
入力(Input)	ペイントソースを変更します。次のいずれかのソースを選択します。 [ペイント](Paint): 現在の前景カラーを使用します。 [現在のレイヤ](Current Layer): Fx Viewer に現在表示されているペイントオペレータを使用します。 [ソースのマージ](Merge Source): マージソースを使用します(270ページを参照)。 [ソースの消去](Erase Source): ペイントストロークを消去します。ラスタペイントクリップではイメージが前回保存した状態に戻ります。
プロファイル(Profile)	使用できるブラシシェイプを一覧表示します。ブラシのプロファイルには、[ソリッド]、[ソフト]、[ガウス]、[リニア]、[カーブ]、または[ブラシイメージ]を指定できます。
不透明度(Opacity)	ペイントストロークの不透明度を制御します。この値が大きくなるほど、ストロークの不透明度が増します。
半径(Radius)	ブラシサイズの最大半径をピクセルで設定します。半径の値を変更すると、それに合わせてペイントカーソルが拡大または縮小します。現在のブラシの半径を簡単に変更するには、小さくする場合は[[]キーを、大きくする場合は[]]キーを押します。
エアーブラシ(Air Brush)	このプロパティがアクティブな場合、ブラシはエアーブラシの動作をシミュレートします。この場合、イメージ上にべったりと色を塗るのではなく、徐々に色を吹き付けます。イメージ上の指定されたポイントの上にペイントカーソルを置く時間が長いほど、そのポイントの不透明度が増します。
間隔(Spacing)	隣接するブラシスタンプ間の距離を指定します。単位はブラシ半径のパーセンテージです。したがって、距離を 100% と指定すると、ブラシが前回のスタンプの端に達するたびに新しいスタンプが生成されます。また、1% と指定すると、ブラシが半径の 1% 動いた時点で新しいスタンプを生成します。間隔を増やすとスタンプ間の距離が長くなり、間隔を減らすと短くなります。

プロファイル

プロファイルタイプ(Profile Type)	使用できるブラシシェイプを一覧表示します。ブラシのプロファイルには、[ソリッド]、[ソフト]、[ガウス]、[リニア]、[カーブ]、または[ブラシイメージ]を指定できます。
平坦(Flatness)	ブラシプロファイルの平坦さを設定します。値を大きくすると、ブラシプロファイルがより平坦になり、ペイントカーソルも平らになります。
角度(Angle)	ブラシの角度を設定します。角度スライダをドラッグして -360～360% までの任意の値を設定します。角度の値を変更すると、それに合わせてブラシカーソルが回転します。

オフセットのマージ/クローン

X/Y	マージまたはクローンのソースオフセットを X と Y で設定します。正の値にすると右にオフセットし、負の値にすると左にオフセットします。
時間でオフセット(フレーム)(Offset in Time (Frames))	マージ/クローンソースを指定のフレーム数分だけ(時間で)オフセットします。たとえば、-1 の時間オフセット値を持つクローンブラシでは、シークエンス内の 1 つ前のフレームを現在のフレームにペイントできます。

カーブ

このタブでカーブエディタを使用してブラシプロファイルを編集します。

テクスチャ

テクスチャを使用してペイントする場合、選択したテクスチャと、その他のブラシ設定([不透明度]、[半径]、[平坦さ]など)で指定されたシェイプで、ペイントカラーが適用されます。

テクスチャリスト(Texture list)	リストからペイントに使用するテクスチャを選択します。
テクスチャプレビューエリア(Texture preview area)	リストで選択したテクスチャは、この区画に表示されます。
使用(Use)	このプロパティがアクティブな場合、ブラシはテクスチャを使用してペイントカラーを適用します。
反転(Invert)	このプロパティがアクティブな場合、ブラシは反転させたテクスチャを使用してペイントカラーを適用します。

Add(追加)

ノーマル(ピクセル)アプリケーションまたはディフューズ(パッチ)アプリケーションを使用して、選択したペイントソースをイメージに追加します。

タイプ(Type)

クリックしたときのエフェクトの適用方法を指定します。

[ノーマル](Normal): ブラシのスタンプ位置にある各ピクセルに個別にエフェクトを適用します。

[ディフューズ](Diffuse): ブラシのスタンプ領域全体にエフェクトを適用します。

ソース(Src)

イメージに追加するソースを指定します。

[ペイント](Paint): 現在のペイントのフォアグラウンドカラーを使用します。

[現在のレイヤ](Current Layer): Fx Viewer の現在のイメージを使用します。

[ソースのマージ](Merge Source): マージソースイメージを使用します。

バイナリ

輝度しきい値に基づいて、黒か白のどちらかにイメージを変換します。

しきい値(Thresh)

イメージを黒または白に変換する基準となる輝度しきい値。

輝度値がこのしきい値より小さいピクセルは黒に変換されます。輝度値がこのしきい値より大きいピクセルは白に変換されます。

ブラー

単純なボックスブラーを使用して、イメージをぼかします。

幅/高さ(Width/Height)

ぼかす領域の幅と高さをピクセルで指定します。

ドラッグ

ピクセルを元の位置から少しだけドラッグしてペイントすることにより、イメージの一部を汚します。

減衰(Decay)

ブラシストロークが長くなるにつれ現在のカラーを減衰させる速さを調整します。値を大きくすると減衰が速くなります。

弾性 RGB

ブラシスタンプの中央のピクセルの色を他のピクセルの色に波及させます。他のピクセルの色は、この値が正の場合は中央のピクセルの色に近くなり、負の場合は中央のピクセルの色から遠くなります。サンプルでは、中央に近いピクセルのほうが、端に近いピクセルよりも影響を受けるようにウェイト付けされています。

使用(Use)

[すべて](All): エフェクトをすべてのチャンネルにまとめて適用します。

[RGB]: 影響を受けません。

すべて%(All%)

[使用]を[すべて]に設定している場合は、この値でエフェクトの強さを調整します。

弾性 XY

この値が正または負のどちらであるかに応じて、ピクセルをブラシサンプルの中央に近づけるか、または遠ざけます。サンプルでは、中央に近いピクセルのほうが、端に近いピクセルよりも影響を受けるようにウェイト付けされています。

使用(Use)

[すべて](All): エフェクトをすべてのチャンネルにまとめて適用します。

[RGB]: 影響を受けません。

すべて%(All%)

[使用]を[すべて]に設定している場合は、この値でエフェクトの強さを調整します。

エンボス

ライトとシェードを適用してイメージのエッジを強調することにより、エンボスエフェクトを作成します。ライトの角度を設定し、元のイメージの一部を重ね合わせることができます。

角度(Angle)	ライトの角度を指定します。
オリジン(Orig)	エンボスした結果に重ね合わせる元のイメージのパーセンテージを指定します。

ジッター

さまざまなブラシ属性をランダムに決定します。

サイズ(Size)	ブラシサイズをランダム化する度合いを調整します。
フラット(Flat.)	ブラシの平坦さをランダム化する度合いを調整します。
角度(Angle)	ブラシの角度をランダム化する度合いを調整します。
不透明度(Opacity)	ブラシの不透明度をランダム化する度合いを調整します。

ジッターHSV

ピクセルごとまたはイメージごとにカラー値をランダムに決定します。

タイプ(Type)

ブラシ領域の各ピクセルごとにエフェクトを適用するのか、ブラシ領域全体にエフェクトを適用するのかを指定します。

使用(Use)

[すべて](All): エフェクトをすべてのチャンネルにまとめて適用します。

[HSV]: 影響を受けません。

すべて%(All%)

[使用]を[すべて]に設定している場合は、この値でエフェクトの強さを調整します。

ジッターRGB

ピクセルごとまたはイメージごとにカラー値をランダムに決定します。

タイプ(Type)

ブラシ領域の各ピクセルごとにエフェクトを適用するのか、ブラシ領域全体にエフェクトを適用するのかを指定します。

使用(Use)

[すべて](All): エフェクトをすべてのチャンネルにまとめて適用します。

[RGB]: 影響を受けません。

すべて%(All%)

[使用]を[すべて]に設定している場合は、この値でエフェクトの強さを調整します。

最小/最大

選択したフィルタ設定に応じて、最小フィルタまたは最大フィルタをイメージに適用します。

タイプ(Type)	[最小]フィルタまたは[最大]フィルタのどちらをイメージに適用するかを指定します。
幅/高さ(Width/Height)	フィルタの[幅]と[高さ]を指定します。

ミックス

ノーマル(ピクセル)またはディフューズ(パッチ)アプリケーションを使用してイメージにミックスするミキシングソースのパーセンテージを選択できます。

タイプ(Type)

クリックしたときのエフェクトの適用方法を指定します。

[ノーマル](Normal): ブラシのスタンプ位置にある各ピクセルに個別にエフェクトを適用します。

[ディフューズ](Diffuse): ブラシのスタンプ領域全体にエフェクトを適用します。

ソース(Src)

イメージにミックスするソースを指定します。

[ペイント](Paint): 現在のペイントのフォアグラウンドカラーを使用します。

[現在のレイヤ](Current Layer): Fx Viewer の現在のイメージを使用します。

[ソースのマージ](Merge Source): マージソースイメージを使用します。

混合値(Mix Val)

イメージとミックスするミキシングソースのパーセンテージを制御します。

乗算

イメージの明暗をプラス値またはマイナス値で調整します。

使用(Use)

[すべて](All): エフェクトをすべてのチャンネルにまとめて適用します。

[RGB]: 影響を受けません。

すべて%(All%)

[使用]を[すべて]に設定している場合は、この値でエフェクトの強さを調整します。プラス値はイメージを明るくし、マイナス値はイメージを暗くします。

ノイズ

各ブラシにノイズを追加します。

レベル(Level)

ノイズの量を調整します。この値が大きくなるほどノイズが大きくなります。

オフセットHSV

ブラシ領域のカラー値を HSV モードでオフセットします。

使用(Use)

[すべて](All): エフェクトをすべてのチャンネルにまとめて適用します。

[HSV]: 影響を受けません。

すべて%(All%)

[使用]を[すべて]に設定している場合は、この値でエフェクトの強さを調整します。

オフセットRGB

ブラシ領域のカラー値を RGB モードでオフセットします。

使用(Use)

[すべて](All): エフェクトをすべてのチャンネルにまとめて適用します。

[RGB]: 影響を受けません。

すべて%(All%)

[使用]を[すべて]に設定している場合は、この値でエフェクトの強さを調整します。

Oil Dab

OilDab フィルタをイメージに適用します。これにより、元のカラーの周囲にランダムにカラーのブロックが作成され、ペイントされたイメージを作り上げます。

幅/高さ(Width/Height)

OilDab フィルタの[幅]と[高さ]をピクセルで指定します。

ピックおよびミックス

選択された領域(クリックしたポイント)からカラーを抽出し、それをイメージの他のカラーとミックスします。

減衰(Decay)

ブラシストロークが長くなるにつれ現在のカラーを減衰させる速さを調整します。値を大きくすると減衰が速くなります。

ピックアップ

イメージからサンプル領域をピックし、それを使用してペイントします。

アクション(Action)

ブラシスタンプでカラーをピックする場合はピック、ピックしたカラーでペイントする場合はペイントを指定します。

通常は、まずこのパラメータをピックに設定してブラシスタンプでカラーをピックし、次にペイントに変更してイメージ上にカラーをペイントします。

ポスタライズ

イメージをポスタライズします。

使用(Use)	レベル数を[すべて](All)のチャンネルに対して設定する場合は[レベル]、個々の [RGB] チャンネルに対して設定する場合は[RGB]を指定します。
レベル(Levels)	レベル数を指定します。

ReplaceLum

ペイントを適用することによって元の色の明るさよりも明るくなる部分または暗くなる部分のみにペイントを適用します。

タイプ(Type)

[比較(明)](Lighten): オリジナルよりも色が明るくなる部分のみにペイントを適用します。

[比較(暗)](Darken): オリジナルよりも色が暗くなる部分のみにペイントを適用します。

ReplaceRGB

ペイントソースで指定したカラー範囲内の色を持つピクセルのみをペイントします。

回転

ブラシサンプルを回転します。

角度(Angle)

回転角度を度数で指定します。

Rub

アルファチャンネルにエッジが存在するイメージに、現在のカラーをペイントします。エッジは、マスクレベルが変化する場所に存在します。アルファチャンネルのどちらのサイドが「ピックアップされる」かは、ブラシストロークの方向によって異なります。

スケール(Scale)

ラブエフェクトを拡大または縮小することで、目立つ度合いを増減できます。

スキャッター

X と Y 方向のセットで指定した距離だけピクセルを散乱させます。

Use(使用)　(Use)	この効果を[すべて](All)のコンポーネントに対して適用する場合は[すべて]、個々の [RGB] コンポーネントに適用する場合は[RGB]を指定します。
X/Y 値(X/Y Val)	散乱させる距離を、X と Y 方向それぞれにピクセルで指定します。

旋回

イメージを旋回させます。

角度(Angle)

ブラシスタンプごとの旋回角度を度数で指定します。

しきい値

ペイントソースのカラーが、選択したしきい値より上または下であるピクセルのみをペイントします。

タイプ(Type)

[最小](Min)または[最大](Max)しきい値フィルタのどちらを使用するのかを指定します。

使用(Use)

[すべて](All): エフェクトをすべてのチャンネルにまとめて適用します。

[RGB]: 影響を受けません。

すべて%(All%)

[使用]を[すべて]に設定している場合は、この値でエフェクトの強さを調整します。

ティント

タイプ(Type)	イメージをティントする際に使用するカラーモデルを指定します。[HSV]または[HLS]を選択します。
ソース(Src)	イメージをティントするカラーのソースを指定します。[ペイント](Paint) カラーを使用する場合は[ペイント]、マージソースイメージを使用する場合は[ソースのマージ](Merge Source)を選択します。

ズーム

ブラシの下にあるイメージを拡大します。

ズーム(Zoom)

ズームファクタを制御します。値が高いほど拡大されます。

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