カスタム パラメータとは、特定の目的に合わせて作成するパラメータです。一般的には、カスタム パラメータの作成後は、エクスプレッションまたはリンク パラメータを使用してカスタム パラメータを他のパラメータに接続します。これで、カスタム パラメータ セットのプロパティ エディタにあるスライダを使って、接続したパラメータをシーンで操作することができます。
たとえば、3D オブジェクトで仮想コントロール パネルを作成する代わりに、プロパティ エディタの 1 組のスライダを使ってキャラクタのポーズを作成することができます。
プロキシ パラメータはカスタム パラメータに似ていますが、根本的な違いがあります。カスタム パラメータはターゲット パラメータを操作しますが、この 2 つのパラメータは異なるパラメータです。これは、キーフレームを設定する際に、操作されるパラメータではなくカスタム パラメータにキーを設定することを意味します。
それでは、実際のパラメータを操作するにはどのような操作を行うのでしょうか。あるいは、必要な既存パラメータのみを保持するパラメータ セットを作成するには、どのような操作を行うのでしょうか。プロキシ パラメータを使用します。
プロキシ パラメータは、カスタム パラメータとは異なり、クローンされたパラメータであり、シーンの別のパラメータのデータが反映されます。プロキシ パラメータを操作すると、実際のパラメータを操作した場合と同じ結果を得られます(値の変更、キーの保存など)。
カスタム パラメータとプロキシ パラメータは、カスタム パラメータ セットにまとめておく必要があります。ユーザ独自のプロパティ エディタを作成する場合と同じように、カスタム パラメータ セットにより同じセットに属するパラメータをグループ化し、名前を付けることができます。オブジェクト、モデル、グループ、クラスタ、レイヤ、パス、パーティション、マテリアル、シェーダ、およびアクションなど、名前を付けることができるシーン エレメントならば、どのような要素でもカスタム パラメータ セットを作成できます。また、シーン ルートのカスタム パラメータ セットを作成することも可能です。
Explorer での カスタム パラメータ エレメントの検索
カスタム パラメータ セットとそのパラメータを検索するには、Explorer を使用します。カスタム パラメータ セットは、「C」のマークが付いたオレンジ色のアイコンで表示されます。カスタム パラメータ セットのプロパティ エディタを開いて、セットに含まれるカスタム パラメータとプロキシ パラメータをすべて表示するには、このアイコンをクリックします。