アニメーションの再生に必要な最小単位は、1フレームを表示するために必要な時間です。フレームの再生速度、つまりフレームレートは、最終的なアニメーションの表示方法で決まります。
アニメーションまたはシミュレーションを開始する前に、最終的なアニメーションまたはシミュレーションを保存するメディアに合ったフレームレートとフォーマットを設定する必要があります。
アニメーションのタイミングを変更すると、アクションを見せる方法も変わります。これは、Softimage でのプレビューでは正確だったタイミングが、ビデオまたはフィルムでは正しくならない場合があることを意味しています。たとえば、24 フレームのアクションがフィルムでは 1 秒かかるとします。フレーム レートを 30fps に変更すると、同じ 24 フレームが 0.8 秒で再生されます。したがって、アニメーションのプレビューには必ず、最終的に採用されるフォーマットと同じフレームレートを適用します。
シーンのデフォルトのフレームレートおよびフレームフォーマットは、[Output Format]プロパティエディタのオプションを使用して設定します。
この設定内容は、[Play Control]プロパティエディタ(「再生のフレームレートとフレームフォーマットの設定」を参照)の再生(操作)フレームレート/フォーマットオプションに継承されるほか、[ビューポートのキャプチャ]ダイアログボックス(「 ビューポートでのアニメーションのキャプチャ(フリップブック)」を参照)のオプションにも継承されます。希望に応じて、これらのプロパティエディタの設定を別の設定でオーバーライドすることも可能です。
シーンのデフォルトのフォーマットとフレームレートを設定するには
表示されるエクスプローラで[Output Format]を選択するか、該当するアイコンをクリックして、[Output Format]プロパティエディタを開きます。
[Default Frame Rate]エリアで、[Frame Format]および[Frame Rate]を選択します。
[フォーマット]に[指定のフレームレート](Custom)を選択した場合には、その[フレームレート](Frame Rate)の値を指定しなければなりません。たとえば、フレームレートを 12.5 に設定したい場合は、[フレームレート]テキストボックスに 12.5 と入力します。
[フレームステップ](Frame Step)にスキップするフレーム数を設定します。
デフォルトで、[フレームステップ]は1に設定されています。この場合、シーン内の各フレームが再生されます。再生時にフレームを 1 つおきに表示する場合は、[フレームステップ]の値を2に設定します。8フレームおきに表示する場合は8に設定します。
[再生コントロール更新](Update Play Control)オプションを選択すると、[Output Format]プロパティエディタの再生設定を自動的に更新できます。