「~へ送信」コマンドを使用して、Softimage と Autodesk Mudbox™ との間でデータを転送できます。Softimage から Mudbox にポリゴン メッシュを送信し、その後ペイント テクスチャとスカルプトを送信し、最後に結果を Softimage に戻すことができます。以下のマップ タイプがサポートされています。
Mudbox を使用した Softimage 用マップの作成の概要
ここでは、Softimage と Mudbox を組み合わせて使用する一般的な手順の概要について説明します。
データのやり取りを繰り返して、結果を調整します。MudboxおよびSoftimageの各シーンを異なる名前で保存し、手動でロードして更新することにより、さまざまな設定をテストしながら複数のバージョンを保持することができます。
ベース メッシュを Softimage から Mudbox に送信する
オブジェクトにテクスチャ プロジェクションを適用します。Mudbox では、オブジェクトにテクスチャ UV プロパティが必要です。
オブジェクトを選択し、[ファイル](File) [Mudbox へ送信](Send to Mudbox) [新規の Mudbox シーンとして送信](Send as new Mudbox scene)を選択します。
Mudboxが実行されていない場合は起動されます。また、既に実行されている場合は Softimageにフォーカスが合わせられ、必要に応じて現在のシーンを保存するように要求されます。その後、Softimage から送信されたオブジェクトが Mudbox の新しいシーンにインポートされます。Mudboxウィンドウが自動的に前面に表示されない場合は、手動で切り替える必要があります。
Softimage でベース メッシュに変更を加えて、Mudbox でそれらを更新することができます。また、Mudbox シーンにベース メッシュを追加することもできます。
Softimage で、更新または追加するベース メッシュを選択します。最良の結果を得るため、必ずベース メッシュにテクスチャ プロジェクションが含まれていることを確認し、これらをフリーズするようにしてください。
[更新](Update)をクリックするか、または[ファイル](File) [Mudbox へ送信](Send to Mudbox) [現在の Mudbox シーンを更新](Update current Mudbox scene)を選択します。
オブジェクトが Mudbox シーン内に既に存在している場合は、オブジェクトの更新が行われます。オブジェクトが存在しない場合は、オブジェクトが追加されます。
[ファイル](File) [Mudbox へ送信](Send to Mudbox) [現在の Mudbox シーンに追加](Add to current Mudbox scene)を選択します。選択されたオブジェクトのいずれかが Mudbox シーン内に既に存在している場合は、追加のコピーが作成されます。
Mudbox で、必要に応じて[詳細の転送](Transfer Details)を調整して、[読み込み](Import.)をクリックします。
Mudbox から Softimage へペイントしたテクスチャを送信する
Mudbox を使用してテクスチャ マップをペイントするだけで、スカルプトを行わない場合は、以下の手順を実行します。
結果を Softimage に送り返すには、Mudbox インタフェースの左下にある[更新](Update)をクリックするか、[ファイル](File) [Softimage へ送信](Send to Softimage) [現在のシーンを更新](Update Current Scene)を選択します。
ペイントしたマップを送信するだけで、メッシュに変更を加えない場合には、代わりに[現在のシーンのテクスチャを更新](Update Textures in Current Scene)を選択します。ただし、スカルプトを行った場合は、ベース メッシュに対する変更も Softimage に送り返されます。
Mudbox から Softimage へスカルプト マップを送信する
スカルプトを行うと、Mudbox によってベース メッシュが変更されます。このため、最良の結果を得るために、ベース メッシュのコピーにマップを抽出するようにしてください。
Softimage でベース メッシュを選択し、[ファイル](File) [Mudbox へ送信](Send to Mudbox) [新規の Mudbox シーンとして送信](Send as new Mudbox scene)を選択します。Mudbox でオブジェクトが開きます。
再度 Softimage に切り替えて、オブジェクトが選択された状態で、[ファイル](File) [Mudbox へ送信](Send to Mudbox) [現在の Mudbox シーンに追加](Add to current Mudbox scene)を選択します。Mudbox 内のオブジェクトのコピーが 2 つになります。
2 番目のオブジェクトをソースに、最初のオブジェクトをターゲットにして、必要なマップを抽出します。
ベクトル ディスプレイスメント マップおよび法線マップでは、タンジェントが必要です。ベクトル ディスプレイスメント マップの場合は、[ベクトル空間](Vector Space)で次のいずれかのオプションを選択します。
法線マップの場合は、[座標空間](Coordinate Space)を[タンジェント](Tangent)に設定します。その他のオプションはサポートされていません。
スカルプト レイヤをシェイプとして Softimage に送信する
[ファイル](File) [Softimage へ送信](Send to Softimage) [設定](Preferences)を選択し、[現在のメッシュ レベルのスカルプト レイヤをシェイプとして書き出す](Export sculpt layers on current mesh level as Shapes)が有効になっていることを確認します。
最初のオブジェクトを選択し、Mudbox インタフェースの左下にある[更新](Update)をクリックします。スカルプト レイヤごとに異なるシェイプ クリップを使用して Softimage の現在のシーンでオブジェクトが更新されます。Shape Manager を使用すると、シェイプ間のブレンドをアニメートすることができます。