ファイルのインストールなどにおけるコマンド ラインの使用

 
 
 

Autodesk Softimage は、コマンド ライン オプションを使ったシェーダ プラグインのインストール/アンインストールに対応しています。 また、1 つまたは複数のワークグループを指定することもできます。コマンド ラインから実行できるすべてのタスクは次の構文に従います。

XSI.exe -[option letter] <add-on install options>

ここでは、次のタスクについて説明します。

ヒント:

コマンドラインから Softimage を呼び出す際に使用できるオプションの完全なリストについては、『SDK ガイド』の「Softimage Startup Options」を参照してください。

コマンドラインのインストール

次のコマンド ライン ステートメントは、アドオン ファイル(.xsiaddon)またはシェーダ記述ファイル(.env、.len、.lit、.mat、.out、.sha、.tex、.tx3、.vol)をインストールします。

XSI.exe -i <file to install>
重要:

コマンド ラインからのインストールおよびアンインストールの場合、ワイルドカードがサポートされません。

ヒント:

インストール機能が現在のディレクトリで DLL を検出できない場合は、再帰的検索(現在のディレクトリのサブディレクトリを検索する処理)が始まり、望ましくない結果をもたらすことがあります。

たとえば、Ship ディレクトリと Debug ディレクトリの両方にこの DLL のコピーが含まれている場合、インストール機能は Debug ディレクトリにある DLL を検出します。

注:

ワークグループ パスは実際にはセミコロンで区切って複数のパスを含めることができます(例: \bob\wkg1;\jill\wkg2;\lucie\wkg3)。このような場合、このワークグループの場所にアドオンをインストールすると、使用可能な最初のワークグループの場所(この例では ¥bob¥wkg1)にアドオンがインストールされます。

例: アドオン パッケージをインストールする

xsi -i phong_xyx.xsiaddon
注:

インストールしようとするすべてのマシンに telnet を通じてアクセスして、コマンドラインを使用することもできます。 各コンピュータに連続してアクセスしてインストール作業を実行するスクリプトを記述すると、手間がかかりません。

インストールするシェーダを選択する

次のように入力すると、シェーダ マテリアル ファイルがインストールされます。

xsi -i myMaterial.mat

アドオンのインストール先を指定する

コマンド ライン上でインストール スイッチを使用する場合は、次のように入力すれば、アドオン マネージャがアドオンのインストール先とするフォルダを変更することができます。

xsi -i abc.xsiaddon -dest factory
注:

デフォルトでは、アドオンは $user ディレクトリにインストールされるため、このコマンドラインを指定すると、インストール ディレクトリが $factory に変更されます。

コマンド ラインでの削除

次のコマンド ラインス テートメントは、アドオン ファイル(.xsiaddon)のインストールを元に戻します。

xsi -u <file to uninstall>
重要:

コマンド ラインからのインストールおよびアンインストールの場合、ワイルドカードがサポートされません。

注:

アドオン ファイルの一部のみを選択してアンインストールすることはできません。 .xsiaddon ファイル全体のアンインストールのみ実行できます。

重要:

現在のシーンで適用されたシェーダを含むアドオンをアンインストールする場合は、予測できない動作を回避するため、操作を続行する前に Softimage を再起動する必要があります。 アンインストールするアドオンにシェーダ プラグインが含まれない場合は、Softimage を再起動する必要はありません。

例: アドオン パッケージをアンインストールする

xsi -u phong_xyz.xsiaddon
ヒント:

アドオン ファイルのインストール時に利用可能な追加のスイッチはすべて、アンインストール時にも適宜に利用可能になります。 これらのスイッチの詳細については、「アドオンのインストール先を指定する」を参照してください。

コマンド ラインからワークグループを設定する

次のコマンド ライン文はアプリケーションのワークグループを設定します。

xsi -w <パスまたはキーワード>

-w オプションの後にセミコロンで区切った文字列を指定することによって、複数のワークグループを指定することもできます。

xsi -w "<path1;path2;...;pathN>"

例: コマンド ラインからワークグループ パスを設定する

この例では、Softimage 管理者はコンピュータ A にユーザ B としてログオンし、shaders.xsiInfo ファイルをインストールします。 その後、管理者はユーザ B のワークグループを %XSI_HOME%¥Addons¥XYZ の下に設定します。

xsi -w ¥XYZServer¥Application¥XSI

例: コマンドラインから Softimage を起動する際に、複数のワークグループ パスを設定する

この例では、Softimage の起動時に特定のワークグループを設定する方法を示します。

xsi -w "C:¥Softimage¥LocalWorkgroup;R:¥RemoteWorkgroup" -run
ヒント:

ワークグループ全般の詳細については、「ワークグループを使用する」および「ワークグループを管理する」を参照してください。