Softimage のバージョン情報は 2 つあります。Application::GetVersion 機能から使用できるランタイム バージョンと、コンパイル チェックに使用されるバージョンです。コンパイル バージョンは、XSI_VERSION プリプロセッサ定義を使用してアクセスできます。
これによって、XSISDK_ROOT などの環境変数を確実に設定することができます(これを設定しないと、ビルド エラーやリンク エラーが発生します)。
例をビルドする前に中間ファイルをすべて削除するには、次のコマンドを実行します。
gmake clean次のいずれかの方法で、プラグインを Softimage にロードします。
Linux の場合は 32 ビットと 64 ビットの両方のプラグインをコンパイルすることができます。この場合、異なるパスを使用することで両者を区別します($xsi_home/Application/bin/linux/x86/MyPlugin.soとApplication/bin/linux/x64/MyPlugin.so など)。 詳細については、「複数プラットフォームの配備」を参照してください。
x86 および x64 のプラットフォームで Softimage プラグインをコンパイルするには、適切なオプションを指定した Visual Studio を起動する必要があります。オプションは、次に示すようにバッチファイル(.bat)を使って設定します。
Visual Studio 2010 を使用する場合、ご使用の環境に最も適切なバッチ ファイルを選択できます。
これらのバッチ ファイルを使用して Visual Studio の設定および起動を行うと、ビルド エラーやリンク エラーを回避するために XSISDK_ROOT などの環境変数が適切に設定されます。 これは、バッチ ファイルが Softimage コマンド プロンプトを開いて Visual Studio を起動するシミュレートを行うからです。
Visual Studio で、プロジェクト ファイル .vcproj を開きます。
[ソース コントロール](Source Control)ダイアログ ボックスが表示されたら[OK]をクリックし、続けて[ソース コントロールの変更](Change Source Control)ダイアログ ボックスで[接続しないで作業](Work Disconnected)をクリックします。
[アクティブ ソリューション構成](Active solution configuration)ドロップダウン ボックスから、次のいずれか 1 つを選択します。
[アクティブ ソリューション プラットフォーム](Active solution platform)ドロップダウン リストから、次のいずれか 1 つを選択します。
プラグインを最初にビルドするときに、ソリューション ファイル(.sln)を保存するように求めるメッセージが表示されます。
次のいずれかの方法で、プラグインを Softimage にロードします。
32 ビット環境を設定して Softimage x86 プラグインをコンパイルするには
@echo off call "C:\Softimage\Softimage_2013\Application\bin\Setenv.bat" call "C:\Program Files\Microsoft Visual Studio 10.0\VC\vcvarsall.bat" x86 set PATH set XSISDK_ROOT="C:\Softimage\Softimage_2013\XSISDK" "C:\Program Files\Microsoft Visual Studio 10.0\Common7\IDE\devenv.exe" /useenv echo on
32 ビット環境を設定して Softimage x64 プラグインをコンパイルするには
@echo off call "C:\Softimage\Softimage_2013_x64\Application\bin\Setenv.bat" call "C:\Program Files\Microsoft Visual Studio 10.0\VC\vcvarsall.bat" amd64 set PATH set XSISDK_ROOT="C:\Softimage\Softimage_2013_x64\XSISDK" "C:\Program Files\Microsoft Visual Studio 10.0\Common7\IDE\devenv.exe" /useenv echo on
64 ビット環境を設定して Softimage x86 プラグインをコンパイルするには
@echo off call "C:\Softimage\Softimage_2013\Application\bin\Setenv.bat" call "C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio 10.0\VC\vcvarsall.bat" x86 set PATH set XSISDK_ROOT="C:\Softimage\Softimage_2013\XSISDK" "C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio 10.0\Common7\IDE\devenv.exe" /useenv echo on
64 ビット環境を設定して Softimage x64 プラグインをコンパイルするには
@echo off call "C:\Softimage\Softimage_2013_x64\Application\bin\Setenv.bat" call "C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio 10.0\VC\vcvarsall.bat" amd64 set PATH set XSISDK_ROOT="C:\Softimage\Softimage_2013_x64\XSISDK" "C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio 10.0\Common7\IDE\devenv.exe" /useenv echo on