ユーザ データは、コンポーネントに直接アタッチされているカスタム パラメータ値です。ユーザ データを使用すると、スクリプト オペレータまたはカスタム プラグインにコンポーネントごとのデータを提供したり、カスタム パイプラインでの特別な処理のためにコンポーネントをマークすることができます。
ユーザ データには 2 つの部分があります。
1 つのクラスタは複数のデータ マップを持つことができ、1 つのテンプレートを異なるクラスタ上の複数のデータ マップで再利用できます。
通常、ユーザ データとマップ値の操作にはスクリプトまたはコンパイル済みプラグインを使用します。しかし、このセクションで説明するように、Softimage ではいくつかの方法で、ユーザ インタフェースからユーザ データを適用してマップ値を設定することができます。
スクリプトやプラグインを使ったユーザ データの操作については、カスタム データ(ユーザ データ)の格納『SDK ガイド』を参照してください。
注:
さらに、Softimage では、このセクションで説明するテンプレート化されたユーザ データ以外に、バイナリ ユーザ データもサポートしています。Softimage ではバイナリ ユーザ データのデータ型(整数、ブールなど)が識別されないため、Softimage
ユーザ インタフェースを使用してインタラクティブにバイナリ ユーザ データを編集することはできません。
バイナリ データは、そのデータが何を表し、何を実行するか既に「知っている」カスタム プラグインで使用する場合に限って役立ちます。
ユーザ データの概要
ユーザ データに関する作業は、複数ステップの処理です。以下を実行する必要があります。
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ユーザ データ テンプレートを作成し、パラメータを追加します。
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クラスタを選択し、クラスタのデータ マップを作成し、テンプレートを選択します。
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クラスタ内のコンポーネントのマップ値を編集します。
各手順の詳細については、以降のセクションで説明します。