Softimage が mental ray レンダラに渡すイメージクリップ情報の量を定義できるほか、mental ray が分散レンダリングネットワーク内のレンダスレーブに送る情報量を定義できます。ネットワーク間で送信される情報量を抑えることにより高速化できるため、この機能は大きなテクスチャイメージで作業をする場合に便利です。
各イメージクリップを、以下の 3 つの管理モードのいずれかに設定できます。
[メモリにロード](Load in Memory): イメージファイルが開かれ、そこに適用された変更内容やクリップエフェクトがメモリに保持されます。レンダリング時間には、エフェクトを含むイメージのピクセルデータが mental ray に送信されます。分散レンダリングを使用している場合は、ピクセルデータがマスタからレンダスレーブに送信されます。
[ディスクから使用](Use from disk): イメージクリップのパスとファイル名が mental ray に直接渡されます。分散レンダリングを使用している場合は、mental ray がそのファイルを開き、イメージのピクセルデータをレンダスレーブに送信します。他の管理モードを指定しない限り、このモードがすべての新規イメージクリップのデフォルトイメージ管理モードになります。
[ブロードキャスト](Broadcast): イメージクリップのパスおよびファイル名を直接 mental ray に渡します。mental ray はそのテクスチャファイルを開き、パスおよびファイル名を一括してレンダスレーブに送信します。イメージのピクセルデータが送信されることはありません。
各クリップのイメージ管理モードは、[Image Clip]プロパティエディタの[テクスチャリング]タブから指定できます。
イメージクリップのプロパティエディタを開きます(「イメージクリップのプロパティの編集」を参照)。