オブジェクトの選択
 
 
 

このセクションでは、オブジェクトの選択方法について説明します。そのほとんどは、3DビューおよびSchematicビューでマウスを使ってオブジェクトをインタラクティブに選択する方法になりますが、一部のメニューコマンドとキーボードショートカットはすべてのビューで使用できます。

このほか、Explorerでオブジェクトを選択する方法(「Explorer でエレメントを選択する」(「インタフェースおよびツール」)を参照)、あるいは名前を指定してオブジェクトを選択する方法(「名前による選択」を参照)があります。

A

選択アイコン

B

オブジェクトフィルタ(またはスペースキーを使用)

C

[グループ]選択

オブジェクトを選択する最も簡単な方法は、スペースキーを使用してオブジェクト矩形選択をオンにすることです。この方法はスープラモードでもスティッキモードでも使用できます。しかし方法はほかにもあります。詳細については以降のセクションで説明します。

オブジェクト選択モード

選択モードは、あらかじめ設定された選択フィルタおよび選択ツールの組み合わせです。これにより、1回キーを押すだけでよく使用するフィルタとツールの組み合わせをアクティブにすることができます。

オブジェクト選択モードは、矩形モード1つしかありません。このモードは、オブジェクトフィルタと矩形ツールを組み合わせたものです。

オブジェクト矩形選択モードを使用するには

次のいずれかの操作を実行します。

  • スペース バーを押します。

    または

  • [Select]パネルの[オブジェクト](Object)フィルタボタンをクリックします。

    または

  • [Select] [モード](Modes) [オブジェクト](Object)を選択します。

注:

[Object (Extended)]モデルは[Object mode]に似ています。違いは、[オブジェクト(拡張)]モードがアクティブの場合、すでに選択されているコンポーネントは選択から削除されないという点です。これにより、オブジェクトとコンポーネントを同時に合わせて選択できます。

コンポーネントを選択に追加するときには、[Shift]キーを押しながらクリックする必要があることも注意してください。[Shift]キーを押さなかった場合は、新たに選択されたオブジェクトによって、以前の選択が置き換えられます。

オブジェクト選択フィルタ

A

クリックすると、任意のタイプのオブジェクトが選択されます。

B

直前に使用されたフィルタに対するフィルタのボタンをクリックします。

C

矢印をクリックして他のフィルタをリストし、続けて任意のオブジェクトタイプのフィルタを選択します。

選択フィルタは、3D ビューおよびSchematicビューでの、マウスを使用した選択の対象を決定します。オブジェクトフィルタを使用すると、任意のオブジェクトを選択できます。さらに、特定のタイプのオブジェクトだけに選択を制限するフィルタが多数あります。これらの特定フィルタは、ヌル、チェインエレメント、その他のコントロールオブジェクトを複雑なシーンから選択する場合に役立ちます。

別のオブジェクトタイプの選択フィルタをアクティブにしても、すでに選択されているオブジェクトのステータスは変化しません。単に選択ツールで選択できるオブジェクトの内容が変わるか、選択対象に追加できるオブジェクトの内容が変わります。

フィルタを使用した選択の変更で説明されているように、フィルタを使用して現在の選択リストを変更することもできます。

注:このメニューには、特定のプロパティを持つオブジェクトを選択するためのフィルタがあります(例: 注釈付きのオブジェクトなど)。これらはカスタムフィルタの例です。フィルタの作成についての詳細は、「カスタムフィルタ」(『SDK ガイド』)を参照してください。

異なるインタラクションモデルを使用したオブジェクトの選択

3DビューおよびSchematicビューでオブジェクトを選択する場合、2つのインタラクションモデルのうち一方を使用できます。

  • デフォルトのSoftimage選択モデルは、ShiftやCtrlなどの制御キーを使用して選択の拡張、切り替え、選択解除などを行います。この点で、ほかのWindowsアプリケーションとの親和性が高くなっています。

  • SI|3D選択モデルは、SOFTIMAGE|3Dと同様、異なるマウスボタンによりノード、ブランチ、ツリーの切り替えを行います。このモードは、以前のスタイルの操作方法に慣れていて、その方法が好みというユーザ向けに用意されています。

初期設定のインタラクションモデルは、最初にSoftimageを起動したときに[Interaction Model]ダイアログボックスで選択した設定に従います。しかし、設定は常に変更可能です。また、変更内容は次回 Softimageを起動したときも有効になります。

選択インタラクションモデルを設定するには

  • [Select](Select)メニューの[SI|3D 選択モデル](SI|3D Selection Model)を切り替えます。このオプションがオフの場合、Softimageの選択モデルが使用されます。このオプションがオンの場合、SI|3D選択モデルが使用されます。

    注:このオプションを切り替えると、[Select]メニューの[領域内の単一オブジェクトを選択](Select Single Object in Region)も影響を受けます。ただし、このオプションを他に影響を与えずに設定することも可能です。「単一選択と複数選択」を参照してください。

Softimageの対話モデルを使用してオブジェクトを選択するには

[Select] [SI|3D 選択モデル](SI|3D Selection Model)がオフの場合は、次のマウスおよびキーボードの組み合わせを使用します。

  • 左ボタンを使用してオブジェクトをノード選択します。

  • 中央ボタンを使用してオブジェクトとその子孫をブランチ選択します。

  • 右ボタンを使用してオブジェクトをツリー選択するか、またはチェインエレメントのチェインルートをブランチ選択します。ただし、[Selection]設定によってはこの動作に影響を与える場合があります。

  • Shiftキーと左、中央、右ボタンを組み合わせて使用し、オブジェクト、ブランチまたはツリーを選択に追加します。

  • Ctrlキーと左、中央、右ボタンを組み合わせて使用し、オブジェクト、ブランチまたはツリーの選択をオンまたはオフに切り替えます。

  • Ctrl+Shiftキーと左、中央、右ボタンを組み合わせて使用し、オブジェクト、ブランチまたはツリーの選択を解除します。

SI|3Dのインタラクションモデルを使用してオブジェクトを選択するには

[Select] [SI|3D 選択モデル](SI|3D Selection Model)がオンの場合は、次のマウスおよびキーボードの組み合わせを使用します。

  • 左ボタンを使用してオブジェクトの選択をオンまたはオフに切り替えます。

  • 中央ボタンを使用してブランチの選択をオンまたはオフに切り替えます。

  • マウスの右ボタンを使用すると、ツリー選択、またはチェインエレメントのチェインルートのブランチ選択が切り替わります。ただし、[Selection]設定によってはこの動作に影響を与える場合があります。

  • [Shift]キーと左、中央、右ボタンを組み合わせて使用し、オブジェクト、ブランチまたはツリーを選択に追加します。

  • [Ctrl]キーと左、中央、右ボタンを組み合わせて使用し、複数項目を選択する場合に個々のオブジェクト、ブランチまたはツリーの選択をオンまたはオフに切り替えます。

  • Ctrl+Shiftキーと左、中央、右ボタンを組み合わせて使用し、オブジェクト、ブランチまたはツリーの選択を解除します。

単一選択と複数選択

[Select] [領域内の単一オブジェクトを選択](Select Single Object in Region)がオンの場合、3D ビューのある領域でマウスをドラッグすると、オブジェクトは 1 つのみ選択されます。

このオプションがオフの場合は、オブジェクトフィルタ基準に合致するオブジェクトがすべて選択されます。

このオプションは、[Select] [SI|3D 選択モデル](SI|3D Selection Model)を切り替えると自動的に切り替わりますが、個別に切り替えることも可能です。

すべてのオブジェクトの選択

次のいずれかの操作を実行します。

  • [Select] [すべてのオブジェクトを選択](Select All Objects)を選択します。

    または

  • [Ctrl]+[Alt]+[A]キーを押します。

オブジェクトの選択解除

  • 選択ツールがアクティブのときに、Ctrl+Shiftキーを押しながらオブジェクトをクリックします。この操作はすべてのインタラクションモデルで有効です。

    マウスの左ボタンでノード選択解除、中央ボタンでブランチ選択解除、右ボタンでツリー選択解除ができます。

オブジェクトのグループの選択

グループはオブジェクトのセットに名前が付けられたものです。3D ビューまたは Schematic ビューでグループを選択するには、[グループ](Group)選択ボタンまたは=キーを使用します。詳細については、「グループを選択する」を参照してください。