Softimage で一度に表示できるシーンは 1 つだけです。別のシーンを開く前に、現在開いているシーンに対して行った変更を保存するかどうかを確認するダイアログ ボックスが表示されます。
シーンをロードする際、ファイルのフル パス名を使用してシーンのすべてのリファレンス ファイルが検索されます。この方法で見つからないファイルがあれば、現在のプロジェクトフォルダでファイル名が検索されます。プロジェクト フォルダにもファイルが見つからない場合は、ユーザ パス、ワークグループ パス、ファクトリ パスの順番で検索が行われます。それでもファイルが見つからなければ、ファイルのパスを手動で修正する必要があります。このため、シーンで使用するすべてのファイルは、Softimage から検索しやすいフォルダに保管することが重要です。「外部ファイルを管理する」を参照してください。
プロジェクト リストにないプロジェクトのシーンを開くと、ダイアログ ボックスに、そのプロジェクトをリストに追加するよう求めるメッセージが表示されます。必要に応じて、[はい]または[いいえ]を選択してください。さらに、ダイアログ ボックスで、今後、他のファイルを開く際の動作を指定できます。
[常に確認](Always Ask)を選択すると、新しいプロジェクトをリストに追加するかどうかを確認するダイアログ ボックスが今後も表示されます。
[常に新規プロジェクトを追加する](Always Add New Projects)を選択すると、確認せずにプロジェクトはリストに自動的に追加されます。
[新規プロジェクトを追加しない](Never Add New Projects)を選択すると、新しいプロジェクトはリストに追加されません。この場合でも、[プロジェクト マネージャ]から手作業でプロジェクトを追加できます。
[データ管理]プリファレンスで[プロジェクトリスト]の[プロジェクトリストに新規プロジェクトの追加](Add New Projects to the Projects List)を設定する方法でも、この動作をコントロールできます。
Softimage の特定のバージョンでシーンを開くには(Windows の場合のみ)
ご使用のシステムに複数のバージョンの Softimage がインストールされている場合は、SCN(*.scn)ファイルをダブルクリックすると、どのバージョンの Softimage でシーンを開くかを選択できます。
[Softimage Chooser]ダイアログ ボックスが開きます(複数のバージョンの Softimage が存在し、既定のバージョンが設定されていない場合)。
Softimage が起動し、指定されたシーンがロードされます (Softimage のバージョンが 1 つしかない場合や、既定のバージョンが設定済みの場合、Softimage は自動的に起動されます)。
Windows の[スタート]メニューから[Softimage Chooser]にアクセスし、そこでデフォルトのバージョンを選択することもできます([スタート](Start) [プログラム](Programs) [Autodesk] [Softimage Chooser])。
シーン ファイルを開くと、「lock」というテンポラリ ファイルが作成されます。ロック ファイルは、シーンを閉じると削除されます。
他のユーザが同じシーンを開いたときに、そのファイルが現在使用中であることを知らせる警告メッセージが表示されます。ロック メカニズムによって、他のユーザがシーン上で既に作業中であることを確認でき、ファイルが同時に保存されるのを防ぐことができます。つまり、データの消失を回避できることになります。
「ロック」されているシーンを開くことはできますが、この場合はシーンは「共有コピー」としてロードされ(Softimage ウィンドウのタイトル バーに「shared copy」という文字列が表示されます)、そのファイルに対して行った変更は別の名前で保存する必要があります。