シ―ン情報を表示する
 
 
 

[シーンの情報]ダイアログ ボックスでは、シーンとそのエレメントの重要な統計値を入手できます。この情報は、最適化を行うためにシーンの複雑さを評価する際に役立ちます。

シーン情報を表示するには

  • メインコマンドパネルの[Edit]パネルから[Edit] [シーンの情報](Info Scene)を選択するか、[Ctrl]+[Enter]キーを押します。

    • [オブジェクト](Objects)タブでは、シーンのオブジェクト総数を表示します。また、ポリゴン メッシュ、サーフェイス メッシュ、モデル、ライト、カメラ、ヌル、およびチェイン エレメントなど特定のオブジェクト タイプの総数も入手できます。

    • [コンポーネント](Components)タブでは、シーン内の三角形、ポイント、セグメント(エッジ)、ファセット(サーフェイス メッシュのポリゴンおよびサーフェイス)、およびパーティクルの総数を表示します。

    • [アニメーション](Animation)タブには、シーン内のコンストレイント、ミキサ、およびアニメーション ソースの総数が表示されます。

    • [レンダリング](Rendering)タブでは、シーン内のレンダ パス、マテリアル、イメージ ソース、およびクリップの総数を表示します。また、現在のパス名と、さまざまなイメージ クリップの推定メモリ消費量も示されます。

選択したシーン エレメント情報を表示する

[選択の情報]ダイアログ ボックスでは、現在の選択に関する特定の情報を確認できます。選択したオブジェクトのタイプに応じて、さまざまな情報を確認できます。オブジェクトは 1 つまたは複数選択できます。

選択したオブジェクトに関する情報を入手するには

  1. 情報を確認するオブジェクト(複数も可)を選択します。

  2. メインコマンドエリアの[Edit]パネルから[Edit] [選択の情報](Info Selection)を選択するか、[Shift]+[Enter]キーを押します。

[選択の情報](Info Selection)タブでは、オブジェクト名(単一選択の場合は、テキスト ボックスで直接編集できる)、オブジェクト タイプおよびファミリ、選択内のコンポーネントの数およびタイプ、そのオブジェクトが階層の一部(子の名前および親オブジェクト)かどうか、属するレイヤ名およびパーティションを表示します。

複数選択した場合、名前フィールドには<multi>と示され、選択されたオブジェクトの数は[選択]フィールドに表示されます。

バージョン情報の取得方法

特定のシーンの作成に使用した Softimage のバージョンを取得するには、シーンロード、シーン TOC、プログラム、および printver スタンドアロン ユーティリティの 4 つの方法があります。

どの方法でも、バージョン情報は Major.Minor.BuildNumber.UpdateNumber というフォーマットで指定されます。Softimage の内部バージョン番号が製品の表示名に使用されている番号と一致しない場合がある点に注意してください。たとえば、8.0 は Autodesk Softimage 2010 の内部バージョン番号です。スプラッシュ画面やインストール パスの製品名には Version 2010 が使用されていますが、シーン情報および Softimage SDK はバージョン番号 8.0 を返します。

方法 1: シーン ロードでバージョン情報を取得する

  1. Softimage でシーンを開きます。

  2. Script Editor のアイコン をクリックして、Script Editor を開きます。

  3. Script Editor のヒストリ ペインで、ログの 1 番上の INFO 行でバージョン情報を確認します。

    たとえば、次のように記述します。

    ' INFO : 4034 - Loaded scene was created with build number: 8.0.114.0 - compatibility version: 801

Script Editor の使い方の詳細については、Script Editor の使用『SDK ガイド』を参照してください。

方法 2: シーン TOC からバージョン情報を取得する

すべてのシーン TOC ファイルで、ルート <xsi_file> エレメントには xsi_version というサブエレメントがあります。このサブエレメントは、関連付けられているシーン ファイルを作成するために使用された Softimage のバージョンを示します。

たとえば、次のように記述します。

<xsi_file type="SceneTOC" xsi_version="8.0.114.0" syntax_version="2.0">

シーン TOC ファイルを使用する方法については、「シーン TOC でシーン データを取得し設定する」を参照してください。

方法 3: プログラムによりバージョン情報を取得する

シーンのバージョン情報をプログラムによって取得することができます。オブジェクトモデルでスクリプトを作成する場合は、Application.Version メソッドを使用できます。C++ でコードを作成する場合は、Application.GetVersion を使用して実行時にフルバージョン番号を取得できます。

コンパイル時にバージョン番号を定義するには、C++ SDK の xsi_version.h で定義した XSISDK_VERSION マクロを使用します。XSISDK_VERSION を使用すると、コンパイル対象の Softimage SDK のバージョンを特定できます。ただし、実行時のメソッドと異なり、ビルド番号や更新番号は取得できません。詳細については、『SDK ガイド』を参照してください。

方法 4: printver によりバージョン情報を取得する

バージョン情報は、[printver] スタンドアロンを使用して表示することもできます。このスタンドアロンを使用すると、Softimage を開かなくても、シーン(.scn)ファイルや書き出されたモデル(.emdl)ファイルを最後に保存した際に使用した Softimage バージョンが出力されます。詳細については、「シーンからバージョン情報を取得する」(「スタンドアロン」)を参照してください。