分散レンダリングを使用すると、複数のネットワーク コンピュータまたはマルチプロセッサ コンピュータを使用し、イメージやシーンをレンダリングできます。この方法で作業負荷を分散すると、レンダリング時間を著しく短縮することができます。レンダリングを実行するネットワークのパフォーマンス、または各コンピュータの処理速度の設定を最適化すれば、分散レンダリングで最良のパフォーマンスが発揮されます。
分散レンダリングの詳細については、「分散レンダリング」を参照してください。
大まかに言って、多数のプロセッサを積んだ少数のコンピュータを使用する方が、少数のプロセッサを積んだ多数のコンピュータを使用するよりよいパフォーマンスを得られます。
シーンをレンダリングするたびに、まず少ないコンピュータ数で開始し、別のコンピュータを利用しても効果が得られなくなるまで徐々にコンピュータ数を増やします。
分散レンダリングのパフォーマンスを向上するには、メモリが最も多く、最も高速なプロセッサを搭載するコンピュータをマスターとして使用します。
頻繁に使用するテクスチャをすべてのスレーブ コンピュータにインストールしておけば、ネットワーク トラフィックが低減され、レンダリングが高速になります。この方法は、特にメモリマッピング テクスチャで効果があります。