[変換]プリファレンス
 
 
 

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さまざまなツールの反応に使用される既定値を指定します。これらのオプションの多くは[変換]メニューから直接使用できます。

表示するには:[変換](Transform) [変換設定](Transform Preferences)を選択します。

ツール

ツール オプション

3D マニピュレータ使用(Use 3D Manipulators)

スケール ツール、回転ツール、および移動ツールの使用時に、SRT マニピュレータを有効にします。

  • このオプションをオンにすると、マニピュレータの異なる部分をクリックおよびドラッグしてオブジェクトを変形できます。

  • このオプションをオフにすると、マウスの左、中央、右の各ボタンを使用して、異なる軸に沿ってオブジェクトを変形できます。個別の方向は[変換]パネルの操作モードセットに対応しています。詳細については、Softimage ウィンドウ下部にあるマウス/ステータス ラインのプロンプトを参照してください。

このオプションは、[変換](Transform) [変換マニピュレータを有効](Enable Transform Manipulators)でも指定できます。

マニピュレータの外側をクリック(Click Outside Manipulator)

マニピュレータの外側をクリックした時に変換ツールがどのように動作するかをコントロールします。

  • [インタラクション無し](No Interaction): マニピュレータの外側をクリックしても何も起こりません。

  • [選択ツール](Select Tool): マニピュレータの外側をクリックした場合、現在の選択フィルタと最後に使用した選択ツールを使用して選択が実行されます。

  • [シンプル変換](Simple Transform): マニピュレータの外側をクリックした場合、既定の操作モードを使用して選択が実行されます。既定の操作モードは、移動ツールと回転ツールではビュー モード、スケールツールでは均等 モードです。

  • [SI3Dスタイル変換](SI3D-style Transform): マニピュレータの外側をクリックした場合、[3Dマニピュレータ](Use 3D Manipulators)使用がオフの時と同様に変形が実行されます。マウスの左、中央、右の各ボタンで選択したエレメントが変形されます。変形は、[変換]パネルで現在設定されている操作モード セットに応じて実行されます。

回転インタラクション スタイル(Rotate Interaction Style)

回転する際の SRT マニピュレータの動作をコントロールします。

  • [球状](Spherical): リングをクリックして、リングの周囲にドラッグします。

  • [リニア](Linear): リングをクリックして、クリックしたポイントに正接するいずれかの方向にドラッグします。このオプションにより、どのパースペクティブからでも 1 回のマウス操作で +180 度または -180 度を超えて回転することができます。

移動/スケール インタラクション スタイル(Translate/Scale Interaction Style)

移動またはスケールする際の SRT マニピュレータの動作をコントロールします。

  • [軸のみ](Axes Only): マニピュレータの軸のみクリックできます。軸の間をクリックして対応する平面に沿って操作することはできません。

  • [軸 + プレーン](Axes + Planes): 軸をクリックしてその方向に沿ってのみ操作したり、2 つの軸の間をクリックして対応する平面に沿って操作することができます。

  • [軸 + プレーンハンドル](Axes + Plane Handles): 面と軸に明示的なハンドルを追加します。これにより、オブジェクトを後ろから見ている場合に面のハンドルを簡単につかむことができます。

  • [拡張 軸 + プレーン](Extended Axes + Planes): 表示されるマニピュレータの軸を、正の方向とともに負の方向に拡張します。変換の中心のいずれかの側をクリックして、対応する軸または平面に沿って操作することができます。

3D ビューでマニピュレータ表示を維持(Keep Manipulator Visible in 3D View)

オブジェクトのセンターまたはピボットが画面に表示されていない(オブジェクトがカメラの前に存在する)場合に、オブジェクトのセンター近くの画面の端にマニピュレータを表示します。これによって、オブジェクトの中心が 3D ビューに表示されていない場合も、オブジェクトを移動できます。

ダブルクリックでの有効軸のトグルが可能(Allow Double-click to Toggle Active Axes)

3D ビューでダブルクリックすることにより、変換軸を指定できます。

SRT マニピュレータを使用している場合は、

  • 1 つの軸をダブルクリックして有効にし、他の軸を無効にします。

  • 1 つの軸のみが有効になっている場合は、その軸をダブルクリックすると 3 つの軸がすべて有効になります。

  • [Shift]キーを押しながら任意の軸をダブルクリックすると、軸のオン/オフを個別に切り替えられます (1 つの軸のみがオンの場合、その軸はオフになり、他の 2 つの軸がオンになります)。

SRT マニピュレータを使用していない場合は、

  • マウスボタンをダブルクリックすると、単一の軸が有効になり、他の軸は無効になります。X 軸には左マウス ボタン、Y 軸には中央ボタン、Z 軸には右マウス ボタンを使用します。

  • 異なるマウス ボタンをダブルクリックし、ボタンに対応する軸のみをオンにします。

  • 同じマウス ボタンをダブルクリックすると、3 つのマウス ボタンがすべて再度オンになります。

カーソル方向に沿って XYZ で移動(Translate/Move in XYZ Along Cursor Direction)

XYZ のいずれかの操作モード(グローバル、ローカル、親、オブジェクト、参照)でエレメントを移動したりポイントを移動したりするときの、マウスの動きの解釈方法をコントロールします。

  • このオプションをオフにした場合、マウスを右か上に移動すると値が増加し、左か下に移動すると値が減少します。たとえば、右マウス ボタンを押して Z 軸に沿ってオブジェクトを移動し、トップビューで上方向にドラッグすると、オブジェクトは Z 軸正方向に対して下方に移動します。

  • このオプションをオンにすると、オブジェクトは常にマウスを動かしたとおりに移動します。

アクティブな変換軸の表示(Show Axes of Active Transform)

変形ツールを有効にするときに、変換のビジュアル キューを自動的に表示するかどうかを切り替えます。[3D マニピュレータ使用](Use 3D Manipulators)がオンの場合、このオプションは使用できません。

ポイント移動ツールでポイントの表示(Show Points in Move Point Tool)

ポイント移動ツールおよびポイントの集約ツール使用時のポイントの表示をコントロールします。これはコンポーネント調整ツールには影響しません。

プロポーショナル減衰の表示(Show Proportional Falloff)

プロポーショナル モデリング中のハイライトしたコンポーネントの表示をコントロールします。

移動ポイント ピック サイズ(ピクセル)(Move Point Pick Size)

ポイント移動ツールおよびポイントの集約ツールの使用時に、ポイントのピッキング範囲をピクセル単位で指定します。コンポーネントがこの範囲内にある場合、ポイントはマウス ポインタの「下」にあると見なされます。

ドラッグによって移動するポイントを選択するときの半径になります。スナップおよび集約するポイントを選択するときの半径にはなりません。この半径では、[ツール]>[スナップ プリファレンス]([スナップ](Snap) [領域サイズのスナップ](Snap Region Size)または[スナップ](Snap) [オプション](Options))で設定した[領域サイズ]の値が使用されます。「スナップ プリファレンス」を参照してください。

変形軸表示

サイズ%(Size %)

ビューポートにおける変換軸のサイズを設定します。

操作中に変換軸を隠す(Hide Transform Axes During Interaction)

操作する際に変換の軸を完全に非表示にします。これは、マニピュレータがジオメトリに影響する可能性のある場所で最適な配置や作業を実行する場合に便利です。

操作中のみ選択軸を表示する(Show Selected Axes Only During Interaction)

インタラクティブに変形する場合にすべての軸、または変更された軸のみのいずれを表示するかをコントロールします。

操作中に変換の初期値を表示する(Show Initial Transform During Interaction)

二重表示されたグレイの軸セットをエレメントの元の位置に維持し、移動またはスケール時のビジュアル リファレンスとして使用します。

複数変換軸の表示(Show Multiple Transform Axes)

異なるリファレンス フレームを持つ選択範囲の各エレメントについて、1 セットのビジュアル キューを表示します。異なるローカル リファレンス フレーム内の複数エレメントを操作する場合、このオプションが役立ちます。ただし、多数のエレメントが選択されている場合、ビューポートが雑然としてみにくくなる可能性もあります。

[3D マニピュレータ使用](Use 3D Manipulators)がオンの場合、このオプションは使用できません。

変換

変換オプション

オブジェクト ピボットの修正(Modify Object Pivot)

変換ツールをオンにしているときに[Alt]キーを押しながらクリックすると、オブジェクトのピボットが修正されます。オブジェクトのピボットは、ローカル変換アニメーションを保存、再生するために使用されるほか、オブジェクトの既定のピボット操作にも使用されます。このオプションをオフにして[Alt]キーを押しながらクリックすると、インタラクティブ操作で使用されるピボットのみが修正されます。

このオプションは[変換]メニューからも使用可能です。

非表示オブジェクトの変換(Transform Hidden Objects)

非表示オブジェクトを変換できます。このオプションをオフにすると間違ったオブジェクトの選択が防止され、非表示オブジェクトが変換されなくなります。このオプションをオフにすると変換グループの操作が容易になるほか、モデリング操作で入力した非表示オブジェクトの操作も容易になります。

スナップ移動/絶対値移動でポイントを集約(Collapse Points For Snapping/Absolute Translation)

スナップで平行移動している場合または[変換]パネルに値を直接入力している場合に、選択された複数ポイントを単一の位置にスナップできます。このオプションがオフの場合、ポイント間は相対的な距離が維持され、[COG]がオフで[スナップ]がオンの場合でも同様に維持されます。

ローカル モードでコンポーネントを個々に変換(Transform Components Independently in Local Mode)

隣接するコンポーネントがローカル モードでどのようにスケール、回転、移動するかをコントロールします。

  • オフの場合、隣接するコンポーネントは、ローカル モードで平均化されたリファレンス フレームに応じて移動します。接続されたコンポーネントの連結していない各クラスタは個別に処理され、クラスタごとに 1 つのコンポーネント移動オペレータが適用されます。

  • オンの場合、隣接するコンポーネントは、ローカル モードで単一クラスタとしては処理されません。代わりに、各コンポーネントは、それぞれのリファレンス フレームに応じて個別に順次移動し、コンポーネントごとに独立したコンポーネント移動オペレータが適用されます。

    [ローカル モードでコンポーネントを個々に変換]をオンにしていると変換が順番に適用されるため、コンポーネントよりも先にそのローカル参照フレームが変化することがあります。つまり、エッジをスケーリングする場合など状況によっては良い結果が得られない場合があります。

[COG]をオンにすると、常に[COG]が優先されます。つまり、すべてのコンポーネントが、隣接しているかどうかに関係なく単一クラスタとして扱われ、単一のコンポーネント移動オペレータが適用されます。

変換の設定オプション

変換の設定を有効化(Enable Transform Setups)

オフの場合、[取得](Get) [プロパティ](Property) [変換の設定](Transform Setup)を使用して特定のオブジェクトに適用した[変換の設定]プロパティを無視します。

3D のスープラ選択のみ有効(Enable for 3D Supra Selection Only)

3D ビューでスティッキー モードの選択ツールを使用中に、[変換の設定]プロパティを持つオブジェクトを選択する場合の動作をコントロールします。

  • このオプションをオンにすると、3D ビューでスティッキー モードの選択ツールを使用している場合、[変換の設定]プロパティが無効になります。これにより、現在使用しているツールを変更することなく複数のオブジェクトを簡単に選択できます。オブジェクトの選択に際し、3D ビューでスープラ モードの選択ツールを使用する場合、Explorer ビュー/Shematic ビュー/Sreadsheet ビューを使用する場合、[選択]パネルのボックスに名前を入力する場合、スクリプト コマンドを実行する場合は、[変換の設定]プロパティが使用されます。

  • このオプションがオフの場合、常に[変換の設定]プロパティが使用され、オブジェクトの選択方法にかかわらず現在のツールが自動的に変更されます。

マーキング オプション

アクティブな変換軸を自動マーク(Automark Active Transform Axes)

現在の変換操作モードに関係なく、[変換]パネル上で選択した軸ボタン(回転の Y ボタンなど)に対応する変換パラメータだけを自動的にマークします。

グローバル変換を自動マーク(Automark Global Transforms)

[グローバル]操作モードを使用している場合は、グローバル変換パラメータを自動的にマークします。

ビュー モードでグローバル座標を表示(KDisplay Global Coordinates in View Mode)

[変換]パネルに表示される回転値と移動値が、ビュー マニピュレーション モードにおいてグローバルな値(シーンに対する相対値)であるかローカルな値(親のセンターに対する相対値)であるかを決定します。これにより表示される値が変わるほか、ユーザが新しくボックスに入力する値も変わります。

  • このオプションをオンにすると、[変換]パネルに表示される移動値と回転値がシーンの原点に対する相対値となります(グローバル)。また、[変換]>[グローバル変換を自動マーク]がオンになっている場合は、ビュー モードの移動ツールと回転ツールの起動時にグローバル変換パラメータが自動的にマーキングされます。

  • このオプションをオフにすると、[変換]パネルに表示される移動値と回転値がオブジェクトの親に対する相対値となります(ローカル)。

増分

スナップ増分

移動(Translate)

Softimage 単位で、[Shift]キーを押して移動する際、スナップするための増分距離。

回転角度(Rotate (degrees))

[Shift]キーを押して回転させる際、スナップするために度数で示した増分角度。この値は、ナイフ ツールやエッジ追加ツールなど、回転増分を使用する他のツールに影響します。

スケール(Scale)

[Ctrl]キーを押しながらスケールしている場合にスナップするスケール倍率のインクリメント。

SRT 増分

変換ツールを使用する場合の反応速度を設定します。これらの値は、[3D マニピュレータ使用](Use 3D Manipulators)がオフになっている場合、または[マニピュレータの外側をクリック](Click Outside Manipulator)[SI3D スタイル変換](SI3D-style Transform)に設定されているときに適用されます。複数の軸がアクティブの場合、[スケール](Scale)[回転](Rotate)[移動](Translate)の値が使用されます。1つの軸がアクティブの場合、[低速](Slow)[中](Medium)[高速](Fast)の値がマウスの左、中央、右ボタンで使用されます。すべての値は相対値です。